朝から、1回目の見回りです。
2個目のワナを見に行く途中で、尾根下の西側を歩いていたのですが、東側には朝陽があたっています。
「あっちの尾根(東)側は鹿いそうだなぁ~」と枝尾根に上がると、確かにいました!
距離30m。2歳くらいの雌が、太い幹のウバメガシの傍に。
既にこっちをじぃーと見ています。
私も、じぃーと。
ロープと剣鉈しか持っていなかったのですが、「ここで銃を持っていたら撃てるかな?」と、シミュレーションしてみました。
まず、ゆっくりと左手で銃(ここでは剣鉈)を目線の高さまで上げます。それから、右手をゆっくり用心鉄(ようじんがね)へ。
首の付け根から足上あたりを狙って、バン!
楽勝でした。
それから両腕をゆっくり下して、またじぃーとお互い見ていると、突然頭を反対側に振り、ピーッと軽く一声上げて、下へ駆けていきました。
今日は雨の後の快晴。
地面が濡れ、足音も響かずに、小気味よく歩いていたからかな。殺気もないし。
冬場の猟期は、枯葉を踏むだけでも意外と音が響くし、なかなかこうはいきませんが。大きな動物を観察するには、良い条件でした。
朝は、鳥の声も波が砕ける音も、気持ちがいい。