犬小屋ログハウス作りに挑戦!~DIYでミニ・ログハウス(3) 設計図~仮基礎づくり

透明なホースに水を入れて、仮の基礎にする4つの丸太台の高さを同じにします。
透明なホースに水を入れて、仮の基礎にする4つの丸太台の高さを同じにします。

丸太の墨付けに不可欠なスクライバー墨つぼ、丸太を板に加工する金属のガイド(*1)も届いて、段々とログハウスづくりの準備も整ってきました。

【ログハウス作りの準備】
丸太の皮むき:皮がついていると虫がつくので、皮むきが必要です。丸太の直径が20㎝を超えると丸太にまたがって両手で皮を剥ける皮むき器があると早くできます。

設計図づくり:全く設計などしたことが無くても、ノートとペンがあれば大丈夫。
ログハウスの形・大きさ、使用する丸太の本数(丸太の直径とログハウスの高さと長さから算出)、各部分の丸太の継ぎ方などを書き出していきます。分からないところは、一つ一つ調べて書き込んで行けば大丈夫です。

丸太:今回はミニログハウスなので、(小屋部分の丸太は、長さ2600mm×20本、2400mm×20本、丸太の平均直径は150mm、屋根や床材・デッキ用の丸太は、1000mm×15本、2000mm×16本)デッキ部分(2m)込みの縦の一番長い丸太や棟木の丸太は4mです。ちなみに、一人で運ぶには、4mの長さが限界でした。

仮基礎づくり透明のホース(3m)に水を入れて、同じ高さに墨付け。基礎の丸太台4つを同じ高さにし、水準器も使って水平に加工します。小屋を建てたり、DIYをたくさんやる方には、レーザー墨だし器が楽ちんです。

馬作りづくり:丸太を加工したり、墨をつけるときの台を作ります。長さ910mm×直径100mmの丸太で、3つの馬を作ります。丸太を載せる部分の高さは650mm、脚の幅も650mmにしました。

部品作り:雨の日には作業が進みません。こんな時には、上下二つに分かれた入り口(下:犬用、上:人用)の木製ドアの蝶番を作ったり、継ぎ方を考えたり、調べたり、細部の勉強です。

(*1)この金属のガイドは、3分も持たずにチェーンソーを留めるボルトが緩んで駄目でした。こっちのタイプポータブル 移動製材機)の方が、板を沢山必要な方にはお奨めかもしれません。

丸太加工に不可欠なダブルスクラバーと墨つぼ
丸太加工に不可欠なダブルスクラバーと墨つぼ
ダブルスクラバーで丸太に墨付け
ダブルスクラバーで丸太に墨付け。水平を見ながら。
チェーンソーで丸太を板に加工するためのガイド。でもこれはボルトがすぐ緩んで使えない。
チェーンソーの振動で、すぐに緩んで外れるボルト。1~2分ごとにボルトを締め直さないと、ガイドがガタついて切れません。
ログハウスの設計図。全体図を書いたり、丸太の本数を計算したり、継ぎ手を考えたり。
ログハウスの設計図。全体図を書いたり、丸太の本数を計算したり、継ぎ手を考えたり。
丸太を加工した後に、丸太を組むための仮の基礎。
高さを合わせ、水平にした仮の基礎。ちょうど丸太が重なる部分(2000mm×1800mmの幅)で置いてあります。
子供達も丸太の皮むきを手伝ってくれました。
子供達も丸太の皮むきを手伝ってくれました。
初めてダブルスクラバーを使って加工した丸太。馬づくりで練習です。
初めてダブルスクラバーを使って加工した丸太。まずは馬づくりで、道具の使い方を練習です。
人と犬の入り口のドア用蝶番です。木で作りたいので、段ボールを使って大きさの型を取ります。
人と犬の入り口のドア用蝶番です。木で作りたいので、段ボールを使って大きさの型を取ります。
木製ドアの蝶番。その芯棒づくり。
木製ドアの蝶番。その芯棒づくり。

探検部の基地工事、3月分(7)

漆喰の下地として、天井下の土壁に中塗りを二度します。中塗りの材料は、練りばい(漆喰に藁すさとのり、水を加えてねったもの)に砂を混ぜたもの。

練りばい(漆喰に藁すさ、のり、水を加えて練ったもの)
練りばい(漆喰に藁すさ、のり、水を加えて練ったもの)

これが乾いたら、漆喰を薄く塗ります。そうすると天井下の壁が完成です。

階段の角の板張り
こんな角をやるのも面白い。

工事もおおかた終わり。あとは細部を残すのみとなりました。

それから掃除。板の下は土壁なので、下地を打ちつけたり、板を張ったりする度に、細かい泥が落ちたり土煙が起こったりします。つまり、部屋中乾いた泥の粒でいっぱいなんです。
だから、泥のほこりを払ったり拭いたり、荷物を運びこみつつ、養生した床やガラス戸のカバーを外しつつの掃除にも時間が掛かります。工事が終わってから引っ越しまで、もう少し時間がかかりそうです…。

階段下の板張り後
階段下の板張り後。右側から
階段下の板張り前
階段下の板張り前。下地です。
壁板張り
長さを計って、板を切って、削って、張っての繰り返し。
ロフトの下も板張り
ロフトの下の両側も杉板ではり、正面は。
二階の廊下になる天井にも、断熱材(兼、緩衝材)をいれて、天井板を張ります。

猟犬の引き綱(リード)つくり。

陸が来てから2か月が過ぎ、最初に作ったリードが古くなってきたので、新しいものに交換です。

そこでの綿の紐(三つ打ち8㎜)を使って、引き綱を作りました。
といっても、人間の手元と陸の首元は、さつま編みにして輪をつくるだけ。

1)紐の両端を15㎝ほど解いて、それ以上解けないようにテープで止めます。
(そのとき解いた紐の先も、それぞれテープで止めると作業がしやすくなります)
2)手元にくる方の輪のサイズを決めたら、繋ぐ先の紐(案である紐)を緩め隙間を作りながら、解いた3本を順番に通していけばOKです。(検索:さつま編み)
3)犬の首元に来る方には、首輪につけるスナップを通してから、同じようにさつま編みで輪を作ります。

猟犬の引き綱づくり
さつま編みで猟犬のリード作り。

木槌の柄について

先日、木頭の師匠から木槌の柄や作り方について、教えてもらいました。

・柄には、粘りがある木を使うこと。
・そして乾いても曲がらない部分を使うこと。

「この辺では、「そばの木」を使う」と。
・切ってから、10年くらい干しておくと一番いい。
・木の北側半分、かつ、皮(外側)に一番近い部分を使うと曲がらないし、強い。
(木の南側半分は、どんなに調整しても乾くと曲がってしまう)

・生木をある程度整形してから干すこと。
(乾いて切ると固くて、柄にするのが大変)

その時、木頭の師匠が、自分が弟子の時の話もききました。

「お前は頑張ってるな。この木(そばの木)の半分をやるから、お前も作ってみろ」と。
師匠がまだ弟子の時代に、自分の師匠に言われて、柄をつくってみたんだけれど、
「なんどやっても、どうしても曲がる」「なんどやっても、何日も掛けて削ってやってもダメだった」

師匠にそれをいうと、笑われて、
「そうだろう。お前にやったのは木の南側半分だ。おれも師匠にそうやられたんだよ」と。
それで、木頭の師匠も「そばの木の北側半分じゃないと曲がって使えないというのを覚えたよ」。

他にも、何年も干した木でも、良い部分・使える部分が少ないこと。
ヒノキも野ざらしにして、周りを腐らせて、芯の強い部分を使うことなどなど。

手間も技も知識も使い、時間も掛けて、はじめて木で何かが創られる。
なおかつ、急峻な山の中で、沢山の木を見て回って、作るものに最適な木を探すのは大変です。
すごい!!

そばの木の葉
そばの木の葉。葉の周りに小さなギザギザがあります。

これがそばの木
これがそばの木

そばの木の幹は椿に似ていますが、違う点は、木の皮がバリバリと裂けているところ。
あとは、結構幹が曲がっているので、真直ぐな部分が取れるのはほんの少し。

また二つ、空弾き

昨日、一日置いて、またくくり罠が二つ空弾きでした。
(罠のすぐそばに足跡があったもの、穴に突っ込んでいても踏板を踏んでいないため弾かなかったものなどが三つ)

空弾きしたものの内一つは、罠の周りの草が倒れ、罠を引っ張った跡があったため、小さい個体が罠に掛かり、足が抜けたようです。

もう一つは、罠の先端に葉っぱが掛かっていました。罠の上に乗せた葉っぱの量が多かったのか?また、そのためにバネの突き上げが遅れたのかもしれません。

惜しい日が続きます。何かを変えないと、惜しい日ばかりになりそうです。

本格的にくくり罠を始めて1ヶ月がすぎました。現在、鹿二頭。
ん~。空ハジキの数に比べると、成功率が低すぎる。

でも、まだまだ良くできる余地がたくさんあるということで、楽しみはこれからも続きます。

空弾き。先端に葉っぱが掛かっています。
空弾き。先端に葉っぱが掛かっています。

ばねの先が引っ張られた跡
こちらは、バネの先が引っ張られた跡あり。

 

薪ストーブ、キッチンストーブ、薪ボイラー!

薪ストーブやペレットの設置・販売をされている桑原電気桑原健一さんに、薪ストーブと設置場所の相談に乗っていただきました。

すでに徳島で700件以上の設置実績のある桑原さん。

ときには建築士の先生を飛び越えて、施主さんから空間デザインや設置をお願いされるほどの素晴らしいアイデアの持ち主でもあります。
ご本人曰く「現場をそれだけみてるからね」。

薪ストーブやキッチンストーブ、薪ボイラーを一通りご説明頂いてから、設置場所や部屋のデザインの相談へ。
徳島探検部の基地の平面図に、次から次にかっこいいアイデアを出てきます。
やっぱり薪ストーブを中心に、どのプランも「いい!」かつ、実用的なものばかり。悩みます。

キッチンストーブと薪ストーズで、二つ見積りを依頼。部屋のデザインともに大工さんと相談して、後日最終決定です。
ん~、楽しい:)。

平面図で場所やデザイン決め
平面図で場所やデザイン決め

シンプルなデザイン
桑原さんと薪ストーブ

薪ボイラーについて解説いただく
薪ボイラーについて解説いただく

薪だけじゃなくペレットを自動で燃やせるストーブ
薪だけじゃなくペレットを自動で燃やせるストーブ

トップも高熱になるストーブ
トップも高熱になり、観音開きのストーブ

足も長く熱が下に行きにくいタイプ
足も長く熱が下に行きにくいタイプ

骨壺みたいなスチーマー付き
骨壺みたいなスチーマー付き

幅もあり窓も大きいデザイン
幅もあり窓も大きいデザイン

他にもたくさんの薪ストーブを実際に見て触れることができます。

桑原さん、長時間に渡って相談に乗っていただきまして、誠にありがとうございました!

二つ、空ハジキ。

昨日は、くくり罠がまた空ハジキが二つ。
どちらも、踏板を水糸で止めているものでした。

踏板のガタガタした揺れが、動物が踏板を踏んでから、くくり罠のバネが跳ね上がるまでの反応時間を遅くしているようです。

その他にも、土や枯葉を踏板に載せすぎがもしれないと思い、今回は踏板の上に、薄めに土や枯葉を載せておきました。

それからどちらも、踏板をネジで締め直して、また仕掛けました。
さて、どうなるか?

空ハジキ1
空ハジキ1

水糸からネジへ
水糸からネジへ

空ハジキ2
空ハジキ2

 

くくり罠修正、成功!

昨日、踏板をネジで止めるようにしてから、すぐに結果が出ました。

今日、一番初めに見回りに行った下り坂の「通い」に仕掛けた罠は、空ハジキでした。

が、30m先に仕掛けたくくり罠には、鹿が掛かっていました。
30㎏の雌。

今日はたった3つだけしか見廻れなかったため、明日早くからすべてのワナを見に行く予定です。

修正してしっかりと止まった踏板と、水糸で止めたぐらぐらする踏板。どちらが捕獲率が高いか。動物が踏板を踏んでから、バネが飛び出すまでの反応速度が速い方が、当然捕獲率はいいはず。
同じ場所や条件では比較できないですが、数日見ていけば、自ずから結果が出るのではと思っています。

くくり罠にかかった鹿
くくり罠にかかった鹿

これからも気づいた点はどんどん試して、比較しながら、改善していきたいです。

 

連日の空ハジキと梅ジュース

台風の影響もあって、連日の大降りです。
雨はワナや人の臭いを消してくれるので大歓迎なのですが、
一方で、くくり罠は空ハジキ(罠を動物が踏んでも、逃げていく)ばかり…。動物が罠を踏んでいるということでは、狙い通りなのですが、掛からない。

昨日の見回りでは、空ハジキが3つも!
(罠の数センチとなりを踏んでいたり、罠の直前で止まっていたりも)
原因は、いくつもありそうです。

一つは、小さい個体が掛かって逃げた(締めつけ防止金具で作った輪より細い足のため、罠から抜ける)。
これは、罠の周りの足跡や付近の草が倒れていたり、枝が折れたりしているので判断できます。

他には、踏板を動物が踏んでから、バネが飛び出すまでの時間差が大きくなる。
踏板を杉の薄い板でつくり、水糸で結んでいたため、糸が緩んでいたり、地中の

ネジで止める
踏板をネジで止める

水分などで腐って外れていたり。そのため、板を踏んでも、踏板についている金具(トリッガー)が外れるまでに、時間差ができるのではと考えました。

そこで、踏板と金具を、しっかりネジで止めることに。

あとは、バネのねじれやワイヤーのよじれや癖。上手くばねが伸びあがらない。できるだけスムーズに輪が締まるように要確認。

そして、設置場所の工夫。
動物が踏んだ時に、しっかり体重が掛かる場所であれば、踏板を踏んで罠に気づいても、足をさっと抜けない。下り坂や飛び降りるところの足場などでワナを仕掛ける。(それでも逃げられるときもあるのだけれど..)

それから、罠を埋めるための穴をあけるとき、大きめに掘ってしまうと、近くを踏んだ時に地面が沈みすぎる。周りの地面より柔らかいなど、何かしらの違和感をあたえてしまう。もしくは、踏板の周りに広がる穴だけに足を踏み込み、逃げてしまうことも。

梅ジュース
梅ジュースを飲みながら

「でも、もっともっと山を歩いて、山を知らないとなぁ~」

そんなことを、先日漬けた梅ジュースを飲みながら考えていました。熟れた梅の色がでて、ほんのりピンク色です。ふふっ、うまい。

 

 

くくり罠追加です。

くくり罠を3つ作ったので、雨の合間の霧中、設置してきました。
現在、計5つ。
罠や掘った穴の土の匂いが、雨で消えてくれるのを期待して。
基本的に、落とし穴と同じ要領で、穴を掘って罠を隠します。
こんなところで、子供のころやったことが活きてくるなんて面白い!

くくり罠2
くくり罠2

くくり罠3
くくり罠3

有害プレート
氏名、許可番号などを書いたプレートもそれぞれ設置します。

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日見に行くと、2つのワナで輪っかにしたワイヤー(このワイヤーの下にある踏板=罠のトリッガーを踏んでほしい)のすぐ上とすぐ下を踏み抜いた跡がありました。

非常に、おしい!
踏板やワイヤーの向きを直して、上から土を掛けなおして、また明日見に行きます。

ワナも銃での猟も、営業も、確率の問題。
ワナはたくさん仕掛けられるので、チャンスも多くなる。
これからも、少しずつ仕掛ける罠の数を、今仕掛けてある近くの場所で増やしていきます。