猪肉でチャーシューを作りました。旨い…

猪で作ったチャーシューの写真
背脂が柔らかく、肉もジューシー!

ありがたいことに夏にも、ご近所の方々に野菜を。知り合いの漁師さんからは、魚を頂きます。それらの消費も忙しいため、肉専用冷凍庫の鹿肉や猪肉が減りが鈍く、「今年の猟期には、獲物を入れるところがなくなるのでは…」と、このところ危機感を感じていました…。

そこで、今回は猪の背ロース(15㎝角×長さ40㎝)を使って簡単チャーシューを作ることにしました。

材料は、基本的には醤油とお酒。
多少甘めが良ければ、砂糖も(ただし肉が少し硬くなるかも)。あとは煮るだけ。

猪肉の半身しか漬からないため、片側を30分煮て、つぎの30分で反対側を煮ます。肉の量が少なければ(もしくはタレがひたひたなら)、圧力鍋で煮立ってから20分。火を止めて1時間ほど放置でも、大丈夫です。

猪チャーシューとキムチをレタスで巻いた写真
猪チャーシューとキムチをレタスで巻いて、パクリ。

【材料】
・イノシシの背ロース(だいたい四~五㎏?)
・醤油(大きなオタマに四杯)
・日本酒(大きなオタマに二杯)
・100%パイナップルジュース(冷蔵庫にあったので、どぼどぼどぼどぼくらい)
・生姜少々(厚さ5㎜で10個ほど)、長ネギがあればステキ

注) 肉と生姜などを引き上げたタレは、ラーメンやチャーハンの調味料として加えると、また旨いので、500mlのペットボトルなどに小分けにしてとっておいてくださいね。

4ヶ月経った生ハムの原木

猪の後ろ足で作った生ハムの原木です。
まったりとしたいい香りがします。

雨の当たらない風通しの良い場所にぶら下げてから、四カ月が経ちました。すでに生ハム独特のまったりとした良い香りがしてきます。

春になり雨も多くなってきたましたが、冬の間寒さが続いてくれたので、カチカチに乾いてカビもまだ表面の一部だけ。

二本のうち一本は、去年と同様、暖かくなってきたところでカビを落とし、水分を吸い取るシートとラップにくるんで冷蔵庫で寝かせます。もう一本は、そのまま風通しの良い場所で、網の中に入れたままにしてみます。一年がたったところで、味比べをしてみようと。

別の4本の猪と鹿(各2本)の生ハムの原木も、カビを軽くとり除いたあと、しっかり包んでから、こちらも冷蔵庫へ。

前回、鹿の生ハム2本の出来が良かったので、寒さが厳しかった今回のできがとても楽しみです。

シートとラップにくるまれた
生ハムの原木
シートとラップにくるまれた
生ハムの原木は、のこり8カ月間冷蔵庫へ。
カチカチに乾いた鹿と猪の生ハムの原木
カチカチに乾いた、鹿と猪の小型の生ハムの原木

大物猪で、ラーロウに生ハムづくり

蒸したラーロウ。味も良くプリプリの食感です。

12月24日に獲った90㎏超の猪。
尾根で正面から一発撃った後、足をバタバタ。その勢いで狭い尾根の上から急斜面のシダの中30mも転げていきました。血抜きに降りると倒木の下に頭が入って止まっていました。

引き上げようとしても、横に押しても引いても、なかなか動かせません。すでに3時半過ぎ。山は暗くなり始めて、降りる途中で暗くなっては困るので、その日は血抜きまでにして、山を降りました。

翌日は小雨が降る中、朝から山を登り、現場到着。その場で腹を出し、手足を四本、腹を二つ、背中を二つ、それに頭と分けて袋にいれました。


けれども、急斜面なので、袋を下げて上がることが容易ではありません。
一度尾根に上がって、リュックの中の20mロープを持って斜面を10m降りて、杉の木にロープを結び、20m下の袋を1~2個づつ上げました。そこから、また10mロープを張りなおして、袋をすべて尾根まで上げました。すでに汗だく。
でも、ここはまだ下まで1時間のところ。ここからピストンしながら山を下り、なんとか車に猪をすべて乗せることができました。

苦労して下ろしてきた大猪は、もちろんお尻ももも大きいので、生ハムの原木にぴったり。背中の鎧だって塩漬けから風に当てて燻製に(ラーロウに)して、煮込みやスープに入れたり、蒸してから炒めものに使ったりすれば、プリプリして燻製の香りもしてとても旨いんです。もちろん、子供たちも大好物です。(写真:腹部の肉だって、美味しかった)

塩漬け、塩抜きから、冷燻もうまくいき、今は風に当てて乾燥・熟成していることろです。
来年の今頃には、美味しい生ハムが食べられそう。楽しみです。

猪の太ももで生ハムの原木づくり。塩と胡椒して10日後、塩抜きして風に当てたところです。
猪の太もも。塩と胡椒して10日後、塩抜きして風に当てたところです。
猪の鎧の部分でラーロウづくり
鎧の部分も、軽く塩と粒胡椒をしてから乾かし、燻製して、風に当てて10日ほどで出来上がり。もっと干せば長期間もちます。
美味しさの秘密は、良い肉を使うことと燻製前に風に当てて良く乾かすこと。
美味しさの秘密は、脂のついた肉を使うことと燻製前に風に当てて良く乾かすこと。
猪のアバラは、シンプルに焼いても旨いんです。とっても。
猪のアバラはこうやって、炭火でシンプルに焼いても旨いんです。とっても。

腹の肉でで作ったラーロウ
腹の肉でで作ったラーロウ
焼いても旨いラーロウ
焼いても旨い。

はじめての産まずの雌

猟犬3部門の内、2部門で日本一になったTさんに誘われて、巻き狩りに行きました。
その日は、小さい猪たちや鹿に猟犬たちが散らされて、5人タツで獲物を見たのは二人。

一人は一番山の上。鹿三頭が山を抜けたところとまた戻ってきたところ。遠くて撃てず。
そして、一番下にいた私のところに来たのは、猪。
ガサガサと大きい音がしたと思ったら、左からトットコ、トットコ。距離10m。
こちらに気づいていなかったので、銃口で5m追いながら、溝の前で方向を変える瞬間に

「ズドン!」

獲れたのは、45㎏の産まずの雌でした。
単独猟で、年末にとれた80㎏オーバーの雄に続いての猪。
今期は鹿より猪の方が多くなりそうです。

産まずの雌猪
まだ子供を産んだことのない雌猪
撃った後、溝へ
撃った後、溝へ
その夜は、焼肉です。
その夜は、焼肉。
産まずの雌の肉は柔らかいんです。
柔らかい感じが伝わりますか?
鉄砲ぶちで肉屋さんの方お奨めの首下のつぶつぶした部位。これをアテにすると、お酒がいくらでも飲めるのだとか。
鉄砲ぶちで肉屋さんの方お奨めの首下のつぶつぶした部位。これをアテにすると、お酒がいくらでも飲めるのだとか。

去年仕込んだ「生ハム」ができました!

猪の太ももは、燻製中に熱が通り過ぎてただの燻製になってしまいました。
残ったのは、鹿の生ハム。数か月陰干しした後、水分を取り除くシートを巻いてからラップして、冷蔵庫に入れておきました。
それから1年と2ヶ月。いよいよ、生ハムの出来を見るときが来ました。

冷蔵庫から取り出したらカビだらけ
冷蔵庫から取り出したらカビだらけ…
鹿の生ハム。カビを取り除くと赤みを帯びた色がでてきました。
カビを取り除くと赤みを帯びた色がでてきました。
鹿のももで作った生ハム
いい色。鹿のももで作った生ハムできました。

鹿肉ジャーキーと燻製作り

猪の燻製作り
鹿肉ジャーキーの作り方
鹿肉ジャーキー

鹿肉でジャーキーと猪肉で燻製を作りました!
 漬けダレにヨーグルトを混ぜて一晩寝かせてから、燻製にすると、さっぱり味に。柔らか目に仕上げました。

鹿肉ジャーキーの漬けダレにヨーグルトを入れて。
漬けダレにヨーグルトをませて、さっぱり味に。
猪の燻製

猪肉の燻製をします。
塩と粒胡椒を全体にまぶして、1時間の燻製です。

猪の燻製
燻製1時間後。なかなかいい色です。

土筆、土筆、土筆。

春の風景ですね。

まだ耕す前の田んぼや土手のあちらこちらに、顔を出しています。10分ほどで袋一杯に。ゆっくり映画を見ながら、土筆のはかまをとり、だし汁で煮込んで、最後に溶き卵を掛けて、卵が固まったら出来上がり。簡単です。

ちなみに、つくしの胞子を顕微鏡で見ると、エメラルドグリーンの玉に手が生えてて、面白いんです。

つくしのたまごとじ
春の味
つくし採り
どんどん採れて楽しい!

寒茸とキクラゲとナメコのバター醤油炒め

天然のヒラタケ、ナメコ、キクラゲのバター醤油炒め
それぞれの歯ごたえも違って面白い。バター醤油は一番簡単で、間違いないですね~。

山で取ってきた寒茸(ヒラタケ)も、キクラゲも、ナメコも、まとめてバターと醤油で炒めました。めちゃめちゃ旨い。

こんなところにも。
こんなところにあったのは、
でっかいキクラゲ。
でっかいキクラゲでした!
天然のヒラタケ
ヒラタケも順調に大きくなってます。
これも平茸
これも平茸
これも平茸
これまた平茸。

鹿肉ハンバーグ作り。


鹿肉ハンバーグの出来上がり。

今日は鹿肉ハンバーグを作ります。
材料は、鹿肉、玉ねぎ、キノコ、生姜/にんにく、パン粉、牛乳、油、醤油、塩コショウです。

1)玉ねぎと椎茸、生姜とにんにくを微塵切りにして、あめ色になるまで炒めて、粗熱をとります。
2)鹿肉をバーミックスを使ってミンチにします。
3)ミンチにした鹿肉にパン粉、牛乳、油、醤油、塩コショウを混ぜて、粘りがでるまで練ります。

4)成形して、フライパンで焼きます。裏表に焼き目をつけたら、じっくり中まで火が通るように弱火でじっくり蒸し焼きにします。焼き目をつけた後は、オーブンで焼いてもOKです。
5)フライパンに出てきた肉汁に、ケチャップ、ウスターソース、醤油を加えて、ソースを作ります。

鹿肉ハンバーグに雄鹿の背ロースを使います。
雄鹿の背ロースを1/4
ベーミックスで粗挽きに。
ベーミックスで粗挽きに。
玉ねぎ、シイタケ、ニンニク生姜を微塵切りにして、あめ色になるまで炒めます。
玉ねぎ、シイタケ、ニンニク生姜を微塵切りにして、甘みが出るまで炒めます。
裏表に焼き目をつけたら、じっくり蒸し焼きにします。
裏表に焼き目をつけたら、じっくり蒸し焼きに。


冬のシイタケ炙り焼き

那賀町のシイタケ
冬のシイタケも旨いんです。

お隣の那賀町で冬のシイタケを手に入れました!
気温の低い時期は、ゆっくりじっくり大きくなるシイタケ。その分余計に歯ごたえもあって美味しいんです。椎茸の香りを活かして、お吸い物もいいんですが、今日はガブリッと食べたいので炙り焼きに:)。