息子と猟へ。

かわいいウリ坊です。
5~6㎏ほどのウリ坊。

連日の雨の後、やっと罠に掛かりました。
ウリ坊の斑点が消えて、冬毛になったばかりのような奴が。

息子も連れて、救出作戦の開始です。

ウリ坊の頭と首の部分を息子が抑えてくれています。
ウリ坊が動かないように、抑えています。

青いビニールシートを上から被せて、二人でまず押さえる。目が見えなくなった時点で、動かなくなるので、あとは右前足に掛かったくくり罠を外すという流れでした。

息子が首と顔をビニールシートを抑えている間に、私が罠を外します。
「ブヒー!」と小さい声を上げた後は、じっとしたまま。それでも、隙があれば全力で走りだしそうな気配が伝わってきます。

ケガもなく、ウリ坊が無事に走り去った後
ウリ坊も人間にも、ケガもなく、ウリ坊が無事に走り去った瞬間。

それでも、バネを留めてあるネジを緩めてから、前足のワイヤーを外し、息子に合図をします。

「谷側ではなく山の方へ走るから、気を付けて」
「行くぞ!」
「それっ」

だだだだだだっ…

ウリ坊は、一目散に森の奥へ駆けていきました。

また、熊発見の報告です。でも6対4でカモシカ。

大きい親グマが目の前にいます。
親グマの姿を捉えています。

前回行ったときは、見れなかったのですが、その翌週猟仲間から、熊の写真に加えて、今度は動画も送られてきました!もそもそ左右に体を揺らしながら歩く姿をご覧ください。
発見場所は、吉野川市美郷です。

ただし、現在のところ6対4でニホンカモシカという声が優勢です:)。そう言われると確かに…。

やっぱり自分の目で確かめたいですね!

熊はいなかった。

先日、猟仲間が見た子熊。近くにいたであろう母熊。子連れの熊には会いたくないけれど、できれば本物の熊が見たい。歩き方は?足音は?どんな環境にいるのか。フンや足跡の様子 etc…。
ということで、現場にやってきました。

夕方到着して一泊。日の出と共に3つの山を回りましたが、100m先の斜面で雌鹿を見ただけでした。「前回見たのは夕方近くになってから」とのことなので、また正月明けに来てみます。車で往復5時間、次も一泊予定です。

峠からの眺めです。一番奥の峰には雪が見えます。
一番奥の峰には、雪が見えます。

今年2匹目のネズミ

冷蔵庫の隣に仕掛けたネズミ捕りに、七日目で掛かりました。

今年捕まえた二匹目のネズミです。

登山用のリュックの紐とバックパックの背中が齧られ中のナッツがやられました。
餌には唐芋とカシューナッツとマカデミアナッツを用意。
それから、山に引っ越してもらいました。



いいぬた場を発見。

大きいヌタ場発見!

第3の猟場で、先日2歳の雄鹿を5mの距離から撃ちもらした数日後。

稜線の分かれ道をいつもとは逆に進み、谷をぐるっと回るルートへ進んでみました。昼前から午後の早い時間だったせいもあってか、出口近くで谷の下でゴソゴソ一頭逃げていったのみでした。

快晴のこの日、ルートの終わりで大きなヌタ場を見つけました。
快晴のこの日、ルートの終わりで大きなヌタ場を見つけました。

しかし、出口付近(沢から50m上あたり)で、四畳ほどもある大きなヌタ場を見つけました。足跡からみると、あまり大きい猪は来ていないようでしたが、周りの杉や檜がスリ木として使われていて、大人の腰のあたりまで泥がこびりついていました。

そこにまず2つ、くくり罠を設置。3日後に2つ追加しました。

最初の罠2つを設置した翌々日の時点で、一つは罠から10㎝のところに足跡。もう一つは、猪が引っ掛けた木の枝が、輪になったワイヤー部分に引っ掛かり、輪のワイヤー部分が垂直になっていました。

追加した二つの罠は、そのヌタ場に繋がる通いの二つに設置しました。
罠を掛け終わる頃に、ちょうどパラパラと雨が降ってきたので、絶好のコンディションになっていそうです。

罠は、24時間365日黙々と働いてくれるので、頼れる猟のパートナーです。


子猪捕獲。そして、子熊発見のお知らせが来た。

 

隠れる子猪
隠れる子猪。前回見かけた群れの末っ子かも。

ここ数日冷え込んだおかげで、猪が戻ってきました。
前日、「あと2cm横を踏めば、くくり罠にかかったのに」というところまで。

それで翌日、その足跡の持ち主が掛かりました。
20㎏弱の雄の猪です。

【追記】
それから4日程経って、猟仲間からLineが入りました。「子グマいました」!写真付き。確かに丸っとした、真っ黒い子グマです。「横で鹿がピーピー鳴いてましたが、親グマがきになって」撃てなかったとのこと。発見場所は徳島県吉野川市美郷です。

 


小熊がこっちを見ています。
子熊がこっちを見ています:)。

トレイルランニングのレースなどを主催している知り合いの人も、コース確認中に「尾根を回ったところで鹿とばったり。その後ろにはクマが!熊はひらりと岩を超えていって。あんなに身が軽いなんて驚きました」と言ってました。

親熊は確かに危険です。でも、徳島側でも豊かな自然を残して、もっともっとクマが増え欲しい。そうすればバランスが取れ、獣害もぐっと減ってくれるかもしれません。

冬のスズメバチ

12月に入ってもスズメバチがいるとは。
12月に入ってもスズメバチがいるとは。

メス鹿を先に見つけながら、撃てなかったこの日は、12月5日でした。
その途中のクヌギの木で見つけたのが、2匹のスズメバチです。革のシャツにダウンジャケットを重ねても、決して暑く無い季節に。羽をぶんぶん震わせながら、餌を食んでいました。

探検部の基地の2階にある30㎝ほどのスズメバチの巣は、すっかり静まり返っているのに、この山の上でスズメバチに出会うとはびっくりです。この木の下には、首と胴体が分かれたクワガタがころり。

その下にクワガタの頭
その下にクワガタの頭

冬イチゴを摘みに。

冬恒例、冬イチゴ狩りです。
お隣の大きな公園の森の中に、大粒の冬イチゴが茂っているとの噂を聞きつけ、行ってきました。

噂通りの大きさ。
噂通りの大きさ。

2歳の子も、どんどん奥へ。
2歳の子も、どんどん奥へ。

この日は風が強く、そして冷たい!でも子供たちは、そんなことは気にならない様子。次のイチゴを目がけて奥へ奥へと進んで行きます:)。

猟犬、リクの餌づくり

陸も4カ月、ぐっと大きくなってきました。
陸も4カ月、ぐっと大きくなってきました。

今日は、陸の餌を小分けして、作り置きします。

削っても、まだ太い。
削っても、まだ太い。

うちに来てから3週間、生後4か月になり、リク(陸)もぐっと逞しくなってきました。朝晩の散歩中、河原ではカニを探し、飛び跳ねて上から押さえます。鴨やシラサギがやってくると、必死に追いかける。段々猟犬らしくなってきたかなと。

そんな陸のために、鹿や猪の肉を用意しているのですが、今回は先日ワナで捕まえた三段角の鹿の首です。大人の太ももくらいあるので、ここから肉を取っても、4~5食分にはなるんです。

鹿の骨は、犬に良くないとのことなので、代わりに猪の骨をあげるのですが、犬小屋に咥えていって大事にしまっていたり、持ち出しては齧ったりと、とても喜んでいる様子です。内臓は、鹿猪とも、心臓と肝臓、気管など、小腸・大腸以外を与えています。どれも嬉しそうに食べるので、山から頑張って下してくる甲斐があります:)。

なかなかの量です。
なかなかの量です。

削り終わり。
削り終わり。

雄鹿は鳴かず、跳ぶのみ。

昨年、子猪にであったところです。高台になったところでは鹿の糞もよく見る場所の近く
昨年、子猪にであったところです。高台になったところでは鹿の糞もよく見る場所の近く。

今日は、雌鹿を撃てなかった昨日の悔しさを晴らすつもりでした。
第3の猟場へ。

北西へ尾根沿いに、急な登りで1mを超えるシダの藪漕ぎもありながら3時間歩いたところで、尾根(北側)の下10mあたりの通いを歩いていました。
枝尾根を挟んで、私は登り、向こう側も登りです。
そこでなんと、二段角の50㎏を超える鹿と5mの距離でばったり!まさに目の前。

お互いに見つめ合うこと2秒間。こちらは腰のところで銃を抱えたまま。一度は目を閉じてやり過ごそうかとも考えて、目も閉じましたが、近づきすぎて誤魔化せなさそう。

正面を向いている雄鹿の首は、大人の太ももよりも太い。両肩もがっちりしていて、焦げ茶色の冬毛も立派です。こちらの様子を真っ黒な目で見ています。
ゆーっくり、銃口を正面に向け、安全子を押します。狙いは首の付け根です。人差し指を引き金にかけて、引き金を引く瞬間、雄鹿はその動きを見逃さず反転して…。

ドン、ドン。

2連発。けれど一発も当たらず。
すぐに走って追いますが、5m先の枝尾根を越えてみると、もうどこにも姿は見えず。

メス鹿と違って、ひと声も鳴かず、足も速い。というか、消えてしまったかのよう。

実は、この5分前にも、尾根下から藪のある尾根へ上ったとき、藪の向こう側でドスドスドスと大物が逃げていきました。距離にして2m在るかないか。もちろん、藪を体に絡ませながら、20m程後を追いましたが、その姿さえ見ることができませんでした。これも鳴かなかったところを見ると、雄鹿だったんじゃないかと思っています。

この尾根付近は、今年の夏だったか、フクロウを見た場所でもあります。
奥へ奥へ山ばかり。そのため人が入らず、動物の姿も濃いようです。