木で窓作り

木で作った窓。なかなかおしゃれ。
山小屋風の木の窓。

山の家に移って2年。お風呂の更衣室と玄関は、いまだに工事中なんです。とくに更衣室は窓が無く、木の窓枠だけ。

やろうやろうと思っているのですが、とりあえず住めるし、他にやることもあるので優先順位が上がらない…。
でも、雨が降り込む梅雨までには、さすがに窓をつけないと。
ということで、窓に雨を防ぐ木の扉(640mm×640mm)を作りました(網戸と窓は後日)。

まずは、道具の手入れから。荒砥中砥も砥面が凹んでいたので、砥面直しでまっ平にしてから。道具が切れないと大けがの元だし、何より正確に、かつ、きれいに作るにはとても大事です。

扉になる板を切り出し、その上に飾り板を釘で打ち付けていきます。飾り板は、薪棚にあった500mmの杉と松。厚さ30mmくらいにクサビで割ってから、使います。窓の取手は、ほどよく曲がった広葉樹の枝を使いました。飾り板どうし多少隙間があっても、気にせずに進めます。

あとは、蝶番の幅と厚さに、扉と窓枠に墨をつけ、ノミで削っていきます。ただ飾り板をつけた扉は重いので、一人で蝶番をつけるのは大変です。今回は、写真の彼に手伝ってもらいました。

木の扉は、思った以上に味があって、山小屋の雰囲気がぐっとでます。材料も薪や改築時の廃材の板などでもいけるので、すぐに作れるし安上がりでした。

道具砥面直しと砥石(荒砥中砥)、ノミと金づち、鉋、丸鋸サンダ―、楔とハンマー

材料
 板:厚さ12mm×幅220mm×2枚(扉用の板)、幅50mm×長さ640mm×2本(蝶番をつけるための扉の両脇の板)、厚さ12mm×幅100mm×1枚(扉用、中折れ部分の扉で取手をつける部分)、飾り用の板(薪から流用、杉、松、厚さ30mmほど)。
 金具:蝶番5枚(中折れの扉のみ1枚。でもこの扉も重いので6枚にした方が良かった)、80mmのビス8本(両脇の縦棒を留める)、30mmのビス×30本(蝶番を留める)、飾り用の板をとめる釘(各10本ほど:32mm、38mm、45mm)。

丸鋸は、一つあると簡単にまっすぐ切れるし、作業がぐっと早くなります(家の天井板を大量に、また正確に切るとき、鋸一本でとても苦労しました)。

サンダ―は安くて便利。バリ取りや仕上げ磨きもできるし、塗装もしやすい。また、廃材を磨いて新たな材料として使えるのでお奨めです。家具づくりなどで板を多く使う人には、必需品でしょう。
鉋を使い自分で研ぐ人には、幅の広めの金盤と仕上げ砥も必要です。やっぱり、鉋の切れ味が変わります。

右側の窓。左側には、中折れ式の幅の狭い部分に取手をつけました。
右側の窓。左側には、中折れ式の幅の狭い部分に取手をつけました。
蝶番が入るの木枠部分をノミで削ります。
蝶番が入るの木枠部分をノミで削ります。

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