15日目(二ホンリスかな)

今日は、新しい猟場の下見で1時間半ほどの山歩き。

探検部の基地から車で20分のところで、よく管理された杉の山。
15~20mほどの杉の木の間には、30㎝のシダが生えている場所で
光もよく入り、明るい森になっていました。

しかも林道が山の八合目まで整備されているので、六合目くらいまで車で上がり、
あとは徒歩でその林道を通ることも出来る場所です。

車を林道の入り口に止めて、リュックを背負って歩き始めたとき、

後ろから「登山かい?」と
軽トラに乗った地元の方に声をかけられました。

オレンジのニット帽に、猟友会のオレンジと蛍光色のベストを着た私をみて
「その恰好なら、撃たれることもないやろうから大丈夫やろ」と。

少し会話をして、軽トラがゆっくり通り過ぎるときに
荷台に目をやると、なんと、三頭の鹿が!
1歳の雄と2頭の雌。罠で獲ったとのこと。

俄然やる気がでてきました。

20分ほど林道を進み、時々通い(獣道)や走り(崖を駆け上った跡)を見つけては、
それを追って斜面を登りながら、時折止まっては、ぐるりと見回す。

確かに、大物が潜んでいそうないい雰囲気。

林道は山の下から上まで三段ありました。
南側の斜面では、大型の鹿のフンと足跡、小型の猪の足跡があり、
林道でも、同様に鹿、猪、そして狸の足跡まで。

銃も持たずに、GPS代わりの携帯とリュックだけなので
気楽に林道を歩いていると、5~6mしたのシダの中から

カサッ、と音が。

息を殺して、じっとしていると、
またカサカサッ。

ゆっくり小石を拾い上げて、近くに山なりで投げてみると、
傍に落ちている杉の枝の上に、体長も尻尾も共に20㎝くらいのリスが出てきました。

その時には、
「へっ~、細いタイワンリス。こんなところまで来てるのかな」

ぐらいに思い、耳の先にまで気を払うことが無かったのですが、
もしかしたらニホンリスだったかも。
シュッとして可愛らしいリスでした。

20180111

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