那賀町にある「相生野生動物処理加工施設」を見学に行きました。
こちらは、中川修さんが経営されており、県下で2番目に「ハラール認証」もとっている処理場です。「阿波地美栄取扱店(販売店)」も隣接しています。
少し離れた敷地には、鹿、猪、イノブタの牧場もあります。
罠で取った生きた鹿を牧場で飼い、注文に応じて処理を行います。独自の血抜き方法や処理の仕方まで、誰でも美味しく食べられる工夫が盛沢山でした。
牧場の奥には、乳牛、和牛も。その奥の山(7反)を購入して、桜やモミジも植えていらっしゃいます。
地域で取れるものを無駄にせず、おから、もみ殻、筍の皮、木っ端、鋸屑などを飼料や環境整備に使用しています。
家畜(豚や牛)比べて、数十倍も栄養価の高い(*1)鹿肉を安く、多くの人に食べてもらうこと。そして皆が健康に、長生きしてほしい。なおかつ、地域で獲れる鹿の命も無駄にしないように。沢山の願いがこもった場所でした。
「失敗のない成功はないから」、「どこまで堪えられるか」、「人生は一度」、「たくさん泣いて、また笑えばいい」。
処理場のご説明だけではなく、沢山の事例紹介、中川さんのこれまでの生き方・考え方など、お話しいただいたこと全てが勉強になりました。
中川さん、お忙しいところ長時間にわたってご案内頂きまして、誠にありがとうございました。
(*1)ヘム鉄、パル三トレイン酸(インスリン感受性改善)、アラニン(肝機能改善)、シトルリン(筋力アップ、精力剤)、アンセリン(疲労回復、尿酸値降下)、アルギニン(疲労回復、成長ホルモン分泌)が家畜に比べて6~数十倍も含まれています。