山道を歩いていると、抜けるような空と海が見えました。
テーマは「楽しい田舎暮らし in 徳島」~ 目の前にある山、川、海。自然と伝統、そしてそこに住む人々の生業を教科書に、 子供たちの探検フィールドを創っています。 様々な人たちが繋がることで、日本の自然の豊かさと伝統、そして次の世代に「日本の宝」を渡していければ。自然の中での遊びと仕事を通して、楽しみながら、共に学び、活かし、育つ。楽しい田舎暮らし。移住者のブログです。 どうぞ応援宜しくお願いします!! Nature is not a place to visit. It is home. —Gary Snyder
山道を歩いていると、抜けるような空と海が見えました。
さ山間部では、沢の水が水道替わりです。
一年ほど使っていなかった、「水道」を山へ確認しに行きました。
強い黒いホースが沢まで伸びています。
鹿や猪などの動物が引っ掛けたりたりして外れるころがあるんです。
途中には、こんな大きな木もありました。
歩くこと約5分。沢の傍に、大きなタンクが二つありました。上のタンクの上流からパイプで水をタンクへ引いています。
パイプを支えるビニール紐の間や、タンクから出るパイプ、そして給水口の周りに杉の枝や枯葉がたくさん溜まっていました。それらを取り除いて、沢の流れもスムーズにします。
今度来るときには、タンクの中をきれいに掃除する予定です。上のタンクは、パイ部の取り付け口から水が漏れていて、そろそろ替え時かもしれません。
【ゲンジボタルと姫蛍の光】
6月に入り、梅雨の合間に蛍を見に来ました。
午後7:30ごろから散歩しながら。ぽつ、ぽつと小川のあたりに出てきます。
姫蛍は、やや赤みを帯びて点滅が早く小さい光。ゲンジボタルは緑の力強い光で2秒に1回光ります。
午後8時ごろから、沢山の蛍が乱舞します。小川から田んぼの上まで。田んぼでは、水にも映る緑の光が幻想的でした。子供達も大喜び。
(映像は、上手くとれなかったので、子供たちが瓶に集めた蛍の光です)
【野ウサギも出現】
蛍を見に行くといつも出会うのが、野ウサギ。
今回のウサギは、子供のようでした。なかなか愛らしい姿です。
【小神子海岸の動画】
昔のままの海岸線が残る小神子海岸へ。
今、日本で比較的街に近くて、自然のままの海岸線が残っている場所がどれだけあるでしょうか。
未来の子供達へ、こんな海岸をずっと残していきたいものです。
【イソギンチャクの水鉄砲】
小さい子たちも、浜辺近くの浅い磯で簡単に楽しめます。
イソギンチャクの触手で遊んだ後は、水鉄砲。
上から押すだけ。1歳2歳の子ども達も面白い。
山を歩くと、いろんなものを見つけます。
たとえば、6月初旬の雨上がりには、こんなものが…。
目的は別にあっても、何か見つけるたびにワクワクしてきます:)。
くくり罠を3つ作ったので、雨の合間の霧中、設置してきました。
現在、計5つ。
罠や掘った穴の土の匂いが、雨で消えてくれるのを期待して。
基本的に、落とし穴と同じ要領で、穴を掘って罠を隠します。
こんなところで、子供のころやったことが活きてくるなんて面白い!
翌日見に行くと、2つのワナで輪っかにしたワイヤー(このワイヤーの下にある踏板=罠のトリッガーを踏んでほしい)のすぐ上とすぐ下を踏み抜いた跡がありました。
非常に、おしい!
踏板やワイヤーの向きを直して、上から土を掛けなおして、また明日見に行きます。
ワナも銃での猟も、営業も、確率の問題。
ワナはたくさん仕掛けられるので、チャンスも多くなる。
これからも、少しずつ仕掛ける罠の数を、今仕掛けてある近くの場所で増やしていきます。
ワナ猟で山に入ったときに、やっとミミズを捕まえました。
そこで、うなぎ漁へ(最寄りの川は漁業権の設定がないのです)。
支流へ行き、葉っぱにミミズを包んで、草で縛り、モジの中へ重りと一緒に入れます。
後は、それを川の中へ入れ、モジが流されないように
モジ付けた紐を木にしっかり縛る。
モジの入り口は下流に向けて、流れがちょっと緩やかなところに。
最後にモジの周りに石を置いたり、枝を置いたり、お好みで。
二日目に覗きに行ったら、ミミズが2匹になっていたので、追加してまたモジを沈めてきました。
2018年6月7日の1:13「アカウミガメが産卵のため穴を掘り始めました」とウミメール♪が携帯に届きました。
ついに、今年もアカウミガメがやってきました。
昨年は、第一号が6月1日、7日まで5回上陸。のべ上陸回数27回、うち産卵17回でした。今年はどうなるか楽しみです。
早朝、カメの足あとを探しにいったのですが、昨夜の雨と波で消されて写真は取れず。残念。
あとで、監視員の方に状況を尋ねてみます。
【追記】誤報でした…。監視員さんお疲れさまです。でも、まだまだこれからですもんね。
朝から、1回目の見回りです。
2個目のワナを見に行く途中で、尾根下の西側を歩いていたのですが、東側には朝陽があたっています。
「あっちの尾根(東)側は鹿いそうだなぁ~」と枝尾根に上がると、確かにいました!
距離30m。2歳くらいの雌が、太い幹のウバメガシの傍に。
既にこっちをじぃーと見ています。
私も、じぃーと。
ロープと剣鉈しか持っていなかったのですが、「ここで銃を持っていたら撃てるかな?」と、シミュレーションしてみました。
まず、ゆっくりと左手で銃(ここでは剣鉈)を目線の高さまで上げます。それから、右手をゆっくり用心鉄(ようじんがね)へ。
首の付け根から足上あたりを狙って、バン!
楽勝でした。
それから両腕をゆっくり下して、またじぃーとお互い見ていると、突然頭を反対側に振り、ピーッと軽く一声上げて、下へ駆けていきました。
今日は雨の後の快晴。
地面が濡れ、足音も響かずに、小気味よく歩いていたからかな。殺気もないし。
冬場の猟期は、枯葉を踏むだけでも意外と音が響くし、なかなかこうはいきませんが。大きな動物を観察するには、良い条件でした。
朝は、鳥の声も波が砕ける音も、気持ちがいい。
2018年6月6日の農業新聞に、「マダニ感染症対策に朗報 天敵生物を発見」という記事が出ていました。
「野生のネズミなどと共生しているオオヤドリカニムシで、マダニをはさみで捕まえ、体液を吸って殺す」とのことです。
でも、その””カニムシ”の姿は、尻尾のないサソリ。
これはこれで、何か人体に害はないのかな?と思ってしまいました(笑)
サンプル数は10人ですが、昨年11月にはインフルエンザ薬アビガン(一般名・ファビピラビル))がSFTSを発症した初期の患者80%に効果があったなど、愛媛大学や国立感染研究所のチームの発表もありました。
この調子で、現在有効な治療薬がないマダニ感染症の研究対策が進んでくれればと願うばかりです。
【追記】
National Geographic「研究室にいってみた。長崎大学 熱帯医学研究所 新興感染症学 安田二朗」でもSFTSの記事がでてました(2014.09.01)。
連載 第6回 致死率30%の新興ウイルスが日本に定着している!