台風の影響もあって、連日の大降りです。
雨はワナや人の臭いを消してくれるので大歓迎なのですが、
一方で、くくり罠は空ハジキ(罠を動物が踏んでも、逃げていく)ばかり…。動物が罠を踏んでいるということでは、狙い通りなのですが、掛からない。
昨日の見回りでは、空ハジキが3つも!
(罠の数センチとなりを踏んでいたり、罠の直前で止まっていたりも)
原因は、いくつもありそうです。
一つは、小さい個体が掛かって逃げた(締めつけ防止金具で作った輪より細い足のため、罠から抜ける)。
これは、罠の周りの足跡や付近の草が倒れていたり、枝が折れたりしているので判断できます。
他には、踏板を動物が踏んでから、バネが飛び出すまでの時間差が大きくなる。
踏板を杉の薄い板でつくり、水糸で結んでいたため、糸が緩んでいたり、地中の
水分などで腐って外れていたり。そのため、板を踏んでも、踏板についている金具(トリッガー)が外れるまでに、時間差ができるのではと考えました。
そこで、踏板と金具を、しっかりネジで止めることに。
あとは、バネのねじれやワイヤーのよじれや癖。上手くばねが伸びあがらない。できるだけスムーズに輪が締まるように要確認。
そして、設置場所の工夫。
動物が踏んだ時に、しっかり体重が掛かる場所であれば、踏板を踏んで罠に気づいても、足をさっと抜けない。下り坂や飛び降りるところの足場などでワナを仕掛ける。(それでも逃げられるときもあるのだけれど..)
それから、罠を埋めるための穴をあけるとき、大きめに掘ってしまうと、近くを踏んだ時に地面が沈みすぎる。周りの地面より柔らかいなど、何かしらの違和感をあたえてしまう。もしくは、踏板の周りに広がる穴だけに足を踏み込み、逃げてしまうことも。
「でも、もっともっと山を歩いて、山を知らないとなぁ~」
そんなことを、先日漬けた梅ジュースを飲みながら考えていました。熟れた梅の色がでて、ほんのりピンク色です。ふふっ、うまい。