薪ストーブや火鉢がある生活は、なかなか楽しいですよね。揺れ動く火を眺めるのも、熾火(おきび)のパワーに驚くのも、炭でお餅や芋や銀杏を焼くのも楽しい。
準備だって楽しい。山で木を切ってくるのも、玉切りにするのも、薪割りも。余った木を乾かしておいて、鉈や鎌、斧の柄にしたり。本棚や人形や道具掛けを作ったりもできるし。
薪を集めるのが大変なら、囲炉裏がいい。薪ストーブに比べて、くべる薪は1/5程度だし。山に落ちている杉の枝で十分。煮炊きもできるし、上に藁の束を吊るせば、燻製だって出来る。やっぱり、いいなぁ。
ということで、今年の夏にでも囲炉裏をお座敷に作ってみようかな。暇を見て、畳を上げて床下を覗いてみます。さて、どうなるかな?
すこしずつ春らしく
田んぼの溜水には、ヤマアカガエルの卵。山の沢には、タゴガエルの鳴き声が響いて、とうとう日当たりの良い土手には、フキノトウが顔を出しました。
去年から作り始めたフキ味噌。その旨さがたまらんので、また今年もフキ味噌に。炊きたて熱々のご飯と一緒の食べるフキ味噌は、子供たちも大好物です。
木工に挑戦
せっかく周りに木がたくさんあるので、薪にするばかりじゃもったいないと、前から木で何か作りたいなと思っていました。でも、やろうと思うとなかなかハードルが高い。なので、気楽に始められるものをと…。
庭に半分埋まっていた斧。刃は錆びて、柄は朽ちかけていたので、刃を磨き柄を樫の木で作りました。これは普段もやっているのですが、木工とはイメージが違います。
そこで、次に作ったのは道具掛け。薪ストーブに使う火ばさみや火鉢で使うトング(火箸の代わり)、炭や灰を掬う十能(小さいスコップみたいなやつ)をまとめて掛けられるように。
それから調子に乗って、料理に使う木べらまで。こちらも、樫の木で。白い木肌に、薄い線の入った木目が美しく、ワンポイントに枝のところの節も入れてみました。写真は製作途中のものですが、さらに鉋がけをして薄くし、オイルを塗って防水加工まで。
次は、木のスプーンや椅子、机に小屋、オートマタなんでのもいいなぁ~。
2020年末~2021年1月は寒かった。
立ち寄った郵便局で、12月に郵便局長さんから「昔は、赤松川の〇〇までは凍ったもんだ」なんて話を伺っていたら、年末から1月末までは、冷え込んでとても寒かったんです。
1月には、「こんなに寒かったことはない」っていう話になったくらい。
私自身も、川が凍ったのを始めて見ました。
移住してきてから雪も初めて積もりまた。徳島の南部に来てから、雪が降るのをず~っと待っていた子供たちは、お椀やお皿を頭にのせて、雪を集めるために家の前の田んぼを走り回っていました。
一方で、水道管は凍って破裂するし、雨は降らずに水が足りなくなるし。
なかなか冬らしい冬でした。
ちなみに破裂した水道管は、使っていない風呂小屋の奥だったので、小屋にあったバルブとキャップで水を止めて、応急処置することに。
(近くのDIYストアでは、塩ビ管や継ぎ手は、売り切れて全くありませんでした)
白く色づいた山で、動物の足跡を追いながら歩くことも出来たし、薪ストーブや火鉢の有難さも感じられたし、寒い冬はいいもんでした。
はじめての産まずの雌
猟犬3部門の内、2部門で日本一になったTさんに誘われて、巻き狩りに行きました。
その日は、小さい猪たちや鹿に猟犬たちが散らされて、5人タツで獲物を見たのは二人。
一人は一番山の上。鹿三頭が山を抜けたところとまた戻ってきたところ。遠くて撃てず。
そして、一番下にいた私のところに来たのは、猪。
ガサガサと大きい音がしたと思ったら、左からトットコ、トットコ。距離10m。
こちらに気づいていなかったので、銃口で5m追いながら、溝の前で方向を変える瞬間に
「ズドン!」
獲れたのは、45㎏の産まずの雌でした。
単独猟で、年末にとれた80㎏オーバーの雄に続いての猪。
今期は鹿より猪の方が多くなりそうです。
新しい部員が入りました
新しい部員。陸の子供たちが二匹、探検部にやってきました。名前は、ぽて(メス)とジュニア(オス)です。
山への毎日の散歩で、いろんなことを覚えて元気に成長してくれればと願っています。
子供たちと芋掘り、そして失敗作も
7月に植えた唐芋(サツマイモ)が順調に育ちました。そして、待ちに待った芋ほりです。子供たちと少しずつ掘っていきます。
鮮やかな色がとても綺麗で、しかも美味しいのがいい。
簡単にできる唐芋は、子供たちと一緒につくるのにお奨めです。
唐芋と一緒に作ったのが、トウモロコシとメロンでした。こちらは見事に失敗でした。メロンは二つだけ、トウモロコシは1m程に伸びただけで花が咲き、スカスカの実となってしまいました。この経験を活かして、次は頑張ります。
川でカヌー。川下りにスラロームも
徳島と言えば、大自然。その中には、川も。
探検部の近くに流れる那賀川は、カヌーのメッカでもあります。流れの中で、ゲートをくぐりながら下っていくスラローム競技も盛んです。
川遊びが大好きな探検部員たち。こんな環境でやらないわけにはいきません。
那賀町のB&Gや徳島県のカヌー協会の先生方から教えてもらいつつ、ダムでの練習から、川での練習へ。ときには2mほどの波が立つところをぐいぐい進んで行きます。沈もしますが、元気に楽しんでいます。
夏だけでなく、冬はため池で練習も積んで、次のシーズンに備えます。しかも子供たちは、ダム湖でも、川でも、最初から上手に乗って行きます。すごい!
私はちょくちょくひっくり返って艇と共に流されながら、水面からたくましい子供たちの様子を見ていました:)。
カチカチになった鹿皮なめし。叩いて柔らかく
この後、風通しのいい平らなところに置いて乾かすと、また硬くなります。けれども、最初に比べるとぐっと柔らかくなりました。鞣したばかりの時は、折り曲げようとすると革の薄いところは割れるくらい。でも、水に濡らして叩いてから乾かすと、普通に巻くことができるほど。これから更に、固い部分を細かく叩いて、柔らかくしていきます。
手と足で田植えに挑戦!
5年ほど放置されて、草が伸び放題だった田んぼを耕し、木枠を作り小さな水田にしました。
水を入れた田に入り、踏んで柔らかくします。草の根や石もこの時取り除きます。
田んぼの仕切りの小さな土手には、大豆を植えました。
また、田んぼの外に水が溢れたところにも、苗を植えて、田んぼの中の苗の育成と比べてみます。よく踏んだ田んぼとざっと踏んだところ。あまり変わらないようなら、来年から省力化も出来そうです。