昨日は、くくり罠がまた空ハジキが二つ。
どちらも、踏板を水糸で止めているものでした。
踏板のガタガタした揺れが、動物が踏板を踏んでから、くくり罠のバネが跳ね上がるまでの反応時間を遅くしているようです。
その他にも、土や枯葉を踏板に載せすぎがもしれないと思い、今回は踏板の上に、薄めに土や枯葉を載せておきました。
それからどちらも、踏板をネジで締め直して、また仕掛けました。
さて、どうなるか?
テーマは「楽しい田舎暮らし in 徳島」~ 目の前にある山、川、海。自然と伝統、そしてそこに住む人々の生業を教科書に、 子供たちの探検フィールドを創っています。 様々な人たちが繋がることで、日本の自然の豊かさと伝統、そして次の世代に「日本の宝」を渡していければ。自然の中での遊びと仕事を通して、楽しみながら、共に学び、活かし、育つ。楽しい田舎暮らし。移住者のブログです。 どうぞ応援宜しくお願いします!! Nature is not a place to visit. It is home. —Gary Snyder
昨日は、くくり罠がまた空ハジキが二つ。
どちらも、踏板を水糸で止めているものでした。
踏板のガタガタした揺れが、動物が踏板を踏んでから、くくり罠のバネが跳ね上がるまでの反応時間を遅くしているようです。
その他にも、土や枯葉を踏板に載せすぎがもしれないと思い、今回は踏板の上に、薄めに土や枯葉を載せておきました。
それからどちらも、踏板をネジで締め直して、また仕掛けました。
さて、どうなるか?
昨日、踏板をネジで止めるようにしてから、すぐに結果が出ました。
今日、一番初めに見回りに行った下り坂の「通い」に仕掛けた罠は、空ハジキでした。
が、30m先に仕掛けたくくり罠には、鹿が掛かっていました。
30㎏の雌。
今日はたった3つだけしか見廻れなかったため、明日早くからすべてのワナを見に行く予定です。
修正してしっかりと止まった踏板と、水糸で止めたぐらぐらする踏板。どちらが捕獲率が高いか。動物が踏板を踏んでから、バネが飛び出すまでの反応速度が速い方が、当然捕獲率はいいはず。
同じ場所や条件では比較できないですが、数日見ていけば、自ずから結果が出るのではと思っています。
これからも気づいた点はどんどん試して、比較しながら、改善していきたいです。
台風の影響もあって、連日の大降りです。
雨はワナや人の臭いを消してくれるので大歓迎なのですが、
一方で、くくり罠は空ハジキ(罠を動物が踏んでも、逃げていく)ばかり…。動物が罠を踏んでいるということでは、狙い通りなのですが、掛からない。
昨日の見回りでは、空ハジキが3つも!
(罠の数センチとなりを踏んでいたり、罠の直前で止まっていたりも)
原因は、いくつもありそうです。
一つは、小さい個体が掛かって逃げた(締めつけ防止金具で作った輪より細い足のため、罠から抜ける)。
これは、罠の周りの足跡や付近の草が倒れていたり、枝が折れたりしているので判断できます。
他には、踏板を動物が踏んでから、バネが飛び出すまでの時間差が大きくなる。
踏板を杉の薄い板でつくり、水糸で結んでいたため、糸が緩んでいたり、地中の
水分などで腐って外れていたり。そのため、板を踏んでも、踏板についている金具(トリッガー)が外れるまでに、時間差ができるのではと考えました。
そこで、踏板と金具を、しっかりネジで止めることに。
あとは、バネのねじれやワイヤーのよじれや癖。上手くばねが伸びあがらない。できるだけスムーズに輪が締まるように要確認。
そして、設置場所の工夫。
動物が踏んだ時に、しっかり体重が掛かる場所であれば、踏板を踏んで罠に気づいても、足をさっと抜けない。下り坂や飛び降りるところの足場などでワナを仕掛ける。(それでも逃げられるときもあるのだけれど..)
それから、罠を埋めるための穴をあけるとき、大きめに掘ってしまうと、近くを踏んだ時に地面が沈みすぎる。周りの地面より柔らかいなど、何かしらの違和感をあたえてしまう。もしくは、踏板の周りに広がる穴だけに足を踏み込み、逃げてしまうことも。
「でも、もっともっと山を歩いて、山を知らないとなぁ~」
そんなことを、先日漬けた梅ジュースを飲みながら考えていました。熟れた梅の色がでて、ほんのりピンク色です。ふふっ、うまい。
小さな沢を登っていると、鹿に食べられて丸坊主になった草がありました。
スゲの仲間でしょうか。周りの草には、一切手をつけず、その草だけ食んでいます。
きっと鹿の大好物なのでしょう。
そこで、「ここに罠を仕掛けたら、どうなるかな…」
ちょっと試しにやってみました。
30㎝近く川底は掘れなかったので、半分ほど罠が川の高さから飛び出してます。ちょっと無理がありましたが、草でごまかして。
さすがにこれでは掛からなそうだけど、「ナイストライ!」ということで。
川を下っているときに、日も出てきて、ヒメコウゾの実がなっていました。甘い。酸味は一切なしで、甘い実です。
梅雨の間は、気が付くとキノコに出会います。
最近は、キノコ写真家になったような気分です。
梅雨の真っただ中、山や川を歩いていると、曇りや雨に油断した鹿の群れだけでなく、いろんな生き物に出会います。
小さい沢の中では、美しいカワトンボ。野原ではクモ。茅の中の「鹿の通い」では、大人の手の平より大きいガマガエルに。ふと視線を上げると木の枝を這うシマヘビ。気が付くと腕にナナフシモドキまで。
この時期は、山を歩けば歩くほど、キノコに出会います。
明らかにいい香り、美味しそうなものもあるのですが、さすがにキノコは怖い…。無知からくる恐怖です。キノコの先生を見つけたい!
この雨の季節、山を歩くといろんなキノコに出会います。
葉っぱが縦に包まって、集まっているような茶色のキノコ、「きのこの里」みたいな美味しそうなキノコ、平たい傘をしたキノコ、裏のヒダがこげ茶色のキノコ、黄色いサンゴのような小さいやつ、超小人用の「きのこの里」みたいなの。
分厚いしっかりした白いキノコ、テーブルサンゴみたいなもの etc.。
残念なことに、きのこはちっとも分かりません。
いい香りのするもの、明らかに美味しそうなものもあるのですが、名前も分からずには食べられない!全く残念です…。
どなたか教えてください。
雨が降り靄が立ち込める中、谷へ向かって降りていくと
10m下に70㎏はありそうな目のクリっとした鹿がいました。
見つめ合うこと10秒。
「ピーッ!」と一声鳴いて、谷の右側へ走り去っていきました。
「ピー」、「ピー」と何度も鳴いては、止まったり走ったりしているようです。
谷まで降りてみると、谷向こうの斜面でまた鳴いて、山へ登っていきました。
2mほどの沢を飛び越えたのか?(もしくは別の鹿かな?)沢の手前には、今できたばかりの足跡がありました。
くくり罠の見回りの途中、陽当たりの良い斜面を覗くと、60㎏くらいありそうな鹿がこちらをじっとみていました。
動かざること2分。【動画】左へ歩いていきます。
その後に、もう一匹が走っていきました!