春先のアメゴの放流に続いて、立夏をすぎて1回目の鮎の放流を行いました。
今回は、430㎏。ちなにみ、2回目は6月初旬を予定しています。
鮎は、ばらつきはあるものの、去年放流した鮎より大きな個体が多かったきがします。大きいものでは20㎝ほど。稚アユは、重さ(kg)で購入するので、小さい鮎の場合は数が多くなり、大きい鮎の場合は、数が少なくなります。
川床の石にいい苔が生えている川だと、小さいものを多く入れて、大きくした方がよさそうですが、泥(シルト)が川床に積もっているようなところでは、鮎の餌場になるところが少なく、あまり大きく育ちません。なので、漁業組合によっては、放流の数週間前に手作業で、川床の泥をとり除いたりするところもあるようです。
また、梅雨の時期は特に、大水がでることもあるので、せめて7月1日の解禁日までは、下流に流されること大きくなってくれればと。見回りしながら、鵜や青鷺にやられないように駆除も行っていきます。
アナグマの皮なめし
冬に生ミョウバンを擦りつけて、包んで濡れた新聞を数回交換してから、すっかり忘れていた穴熊の皮です。ミョウバンを落としても粉っぽかったので、軽く水で洗って陰干ししました。ここまで柔らかくできれば上等です。冬用の腰当(山で座るとき用のお尻にひく敷物)にしようと思います。
犬小屋ログハウス作りに挑戦!~DIYでミニ・ログハウス(4) やっと1本目がのりました。
仮基礎に、一本目がのりました!
今回のログハウスの一段目には、D型をした半分の丸太(2本)も使います。そのためには、丸太を縦に水平に切らなくてはなりません。
でも、これがなかなか難しい。
丸太加工用に馬を3つ作って、まずDログの練習です。まずは、丸太を半分にするために、ぐるっと一周墨をつけてから、端からチェーンソーで切っていきます。
この方法は、奥が墨線より上に行って、手前は墨より下がりがちに。
次に試したのは、墨線に合わせて、まずぐるっと一周チェーンソーで切り込みを入れてから、手前や奥の墨線を見ながら、切っていく方法。こちらも、いまいち。
その次は、墨線に合わせて切り込みを入れるまでは同じ。今度は、少しずつぐるっと一周切っていく方法。これは、切りやすくて、墨線からのズレも少ない。
さらにその次は、ぐるっと切り進めてから、丸太の上下を逆にして、またぐるっと切り進める方法です。ぐるっと少しずつ切り進める方法が、一番切った面のねじれも少なくて、ほぼ半分に切れました。多少のチェーンソーの刃がガタついた跡は、これまたチェーンソーで最後に均せばいいので、ログハウスに使うには問題ありません。
慣れるまでは、試行錯誤をしながら。
民間のロケット開発と同じで、やってみて駄目ならやり直す方式で行きます。
木で窓作り
山の家に移って2年。お風呂の更衣室と玄関は、いまだに工事中なんです。とくに更衣室は窓が無く、木の窓枠だけ。
やろうやろうと思っているのですが、とりあえず住めるし、他にやることもあるので優先順位が上がらない…。
でも、雨が降り込む梅雨までには、さすがに窓をつけないと。
ということで、窓に雨を防ぐ木の扉(640mm×640mm)を作りました(網戸と窓は後日)。
まずは、道具の手入れから。荒砥も中砥も砥面が凹んでいたので、砥面直しでまっ平にしてから。道具が切れないと大けがの元だし、何より正確に、かつ、きれいに作るにはとても大事です。
扉になる板を切り出し、その上に飾り板を釘で打ち付けていきます。飾り板は、薪棚にあった500mmの杉と松。厚さ30mmくらいにクサビで割ってから、使います。窓の取手は、ほどよく曲がった広葉樹の枝を使いました。飾り板どうし多少隙間があっても、気にせずに進めます。
あとは、蝶番の幅と厚さに、扉と窓枠に墨をつけ、ノミで削っていきます。ただ飾り板をつけた扉は重いので、一人で蝶番をつけるのは大変です。今回は、写真の彼に手伝ってもらいました。
木の扉は、思った以上に味があって、山小屋の雰囲気がぐっとでます。材料も薪や改築時の廃材の板などでもいけるので、すぐに作れるし安上がりでした。
道具:砥面直しと砥石(荒砥も中砥)、ノミと金づち、鉋、丸鋸、サンダ―、楔とハンマー
材料:
板:厚さ12mm×幅220mm×2枚(扉用の板)、幅50mm×長さ640mm×2本(蝶番をつけるための扉の両脇の板)、厚さ12mm×幅100mm×1枚(扉用、中折れ部分の扉で取手をつける部分)、飾り用の板(薪から流用、杉、松、厚さ30mmほど)。
金具:蝶番5枚(中折れの扉のみ1枚。でもこの扉も重いので6枚にした方が良かった)、80mmのビス8本(両脇の縦棒を留める)、30mmのビス×30本(蝶番を留める)、飾り用の板をとめる釘(各10本ほど:32mm、38mm、45mm)。
丸鋸は、一つあると簡単にまっすぐ切れるし、作業がぐっと早くなります(家の天井板を大量に、また正確に切るとき、鋸一本でとても苦労しました)。
サンダ―は安くて便利。バリ取りや仕上げ磨きもできるし、塗装もしやすい。また、廃材を磨いて新たな材料として使えるのでお奨めです。家具づくりなどで板を多く使う人には、必需品でしょう。
鉋を使い自分で研ぐ人には、幅の広めの金盤と仕上げ砥も必要です。やっぱり、鉋の切れ味が変わります。
犬小屋ログハウス作りに挑戦!~DIYでミニ・ログハウス(3) 設計図~仮基礎づくり
丸太の墨付けに不可欠なスクライバーや墨つぼ、丸太を板に加工する金属のガイド(*1)も届いて、段々とログハウスづくりの準備も整ってきました。
【ログハウス作りの準備】
丸太の皮むき:皮がついていると虫がつくので、皮むきが必要です。丸太の直径が20㎝を超えると丸太にまたがって両手で皮を剥ける皮むき器があると早くできます。
設計図づくり:全く設計などしたことが無くても、ノートとペンがあれば大丈夫。
ログハウスの形・大きさ、使用する丸太の本数(丸太の直径とログハウスの高さと長さから算出)、各部分の丸太の継ぎ方などを書き出していきます。分からないところは、一つ一つ調べて書き込んで行けば大丈夫です。
丸太:今回はミニログハウスなので、(小屋部分の丸太は、長さ2600mm×20本、2400mm×20本、丸太の平均直径は150mm、屋根や床材・デッキ用の丸太は、1000mm×15本、2000mm×16本)デッキ部分(2m)込みの縦の一番長い丸太や棟木の丸太は4mです。ちなみに、一人で運ぶには、4mの長さが限界でした。
仮基礎づくり:透明のホース(3m)に水を入れて、同じ高さに墨付け。基礎の丸太台4つを同じ高さにし、水準器も使って水平に加工します。小屋を建てたり、DIYをたくさんやる方には、レーザー墨だし器が楽ちんです。
馬作りづくり:丸太を加工したり、墨をつけるときの台を作ります。長さ910mm×直径100mmの丸太で、3つの馬を作ります。丸太を載せる部分の高さは650mm、脚の幅も650mmにしました。
部品作り:雨の日には作業が進みません。こんな時には、上下二つに分かれた入り口(下:犬用、上:人用)の木製ドアの蝶番を作ったり、継ぎ方を考えたり、調べたり、細部の勉強です。
(*1)この金属のガイドは、3分も持たずにチェーンソーを留めるボルトが緩んで駄目でした。こっちのタイプ(ポータブル 移動製材機)の方が、板を沢山必要な方にはお奨めかもしれません。
犬小屋ログハウス作りに挑戦!~DIYでミニ・ログハウス(2) 丸太の皮むき~自然石で基礎づくり
今回は、軽トラ7杯目の石を搬入。土台は8割できました。
基礎のまわりに、大きめ(20~30kg)の石を配置して、基礎が崩れるのを防ぎます。
水平を見るために張った水糸との隙間も、小さくなってきました。あとは、細かい石を入れて、土台を叩いてしめます。
一段目の丸太を置く際に、きちんとした水平はまた出すので、ここではしっかりした基礎作りが中心です。
腰にさらしを巻いて、腰を痛めないようにしているのですが、なにせ石が重く持ち上げる回数も多いので、気をつけながら。4月にもなると、もう汗だく。腰も限界がちかい…。
でも、少しずつですが出来上がりに近づいていく感じがして、丸太をくみ上げていく日が、今から楽しみです。
DIYで椅子&テーブルづくり(おはしとうつわも)
薪づくりで、玉切りをするのですが、大きい丸太は、薪にするのがもったいない。何か作れないかと考えました。私のような素人でもいけるやつ。
椅子とテーブル。椅子は40㎝を超える玉切りした杉。チェーンソーで創れるデザイン。楔で割った檜で作ったテーブルは椅子にもなります。
一緒にするとちっちゃいテーブルセットに。
三本足のバランスがいまいちの少し高めの椅子も、脚をつけ足して完成です。
雨の日には、薪ストーブの前で、器とお箸作りです。お箸は、ウバメガシの白肌と薄茶の木目が控え目で美しくなりました。硬い材ですが、次は少し大きめのが作れれば、もっと材の色と木目を活かせそうです。
木の器は、生木に近い状態で彫り始めるので、乾くにつれてひび割れができ、日に日に表情が変わっていきます。
犬小屋ログハウス作りに挑戦!~DIYでミニログハウス(1) 材料集め~基礎づくり
ログハウスづくりの練習をしようと思っても、いきなり大きいのは時間も手間もコストも掛かりすぎるし、重機もない。そこで、愛犬たちのおうちで試してみます。犬ためのログハウスづくりです。
設計は絵で。難しそうなところを書きだして、考え、調べてまた書き出していきます。
全体の流れは、基礎となる石集め、そして丸太集め。皮むき、加工、組み立てといったところ。長持ちするように塗装もしたいのですが、犬たちが嫌がらないようなもので(植物油か、表面を焼くかな)と考えています。扉もいらないし、建具もいらないので、楽ちん。窓は、夏用に開閉式を一つ作ろうかな…。
まずは、二日間で軽トラで軽く4杯分の石集め(小・中・やや大の石)。家の前のログハウスの設置場所へ置いていきます。丸太(直径10㎝~20㎝程度)は集めてから皮むきへ。間伐材を使うため、一定の大きさに揃えるのが難しいので、どうなるか?
というより、どうやるか、ですね。楽しみです。
形は、正方形か長方形、丸太組で。中には大人一人が寝られるスペース(寝台)も作れれば。屋根には、防水シートやゴムのシートを張って、草をのせたいなぁ。(そうしたら破風もいらないだろうか?)
分からないことばかりですが、とりあえず始めてみました:)。
4ヶ月経った生ハムの原木
雨の当たらない風通しの良い場所にぶら下げてから、四カ月が経ちました。すでに生ハム独特のまったりとした良い香りがしてきます。
春になり雨も多くなってきたましたが、冬の間寒さが続いてくれたので、カチカチに乾いてカビもまだ表面の一部だけ。
二本のうち一本は、去年と同様、暖かくなってきたところでカビを落とし、水分を吸い取るシートとラップにくるんで冷蔵庫で寝かせます。もう一本は、そのまま風通しの良い場所で、網の中に入れたままにしてみます。一年がたったところで、味比べをしてみようと。
別の4本の猪と鹿(各2本)の生ハムの原木も、カビを軽くとり除いたあと、しっかり包んでから、こちらも冷蔵庫へ。
前回、鹿の生ハム2本の出来が良かったので、寒さが厳しかった今回のできがとても楽しみです。
春からカヌー練習(今年の夏は、あんまり沈しないように…)
冬のカヌーも楽しいですが、やはり本番は暖かくなってから。体も動いて、桜も美しく、もっと楽しくなります。そして徳島には、カヌーを楽しむための場所がたくさんあるので、言うことなしです。
まずは、夏の川下りに向けて、ため池や流れの緩やかな淵でスキルアップです。
一年目の去年は、波が高いところや急流で、沈することが多く、レスキューの方々に迷惑をかけたので、今年は少しでも沈を減そうと練習しています。