初めての鴨撃ち

初めての鴨
初めての鴨

ここ1週間ほど、車を降りるともう泳いで遠ざかり、100mくらいに近づくと飛ばれる。近所で撃てるところは、すべて見晴らしのいい田んぼのそばか、片方が崖かコンクリートの壁になっていて、反対側は広い河原のため、すぐに鴨たちに気づかれていたのでした。

そこで、知り合いの鴨撃ち名人のH氏に鴨の生態を、U氏に撃ち方を前日に尋ねてからこの日は出発。

小雪から小雨が舞う昼前でした。
川の土手と水の流れる川の間に2~3mの木や藪になっているところで、カルガモが10羽ほど泳いでいるのを400mほどの端の上から発見しました!

目印となる小さい作業小屋を確認してから、藪のある方の土手へ静かに急行します。
車から降りるときも、ドアを閉めずに。姿勢を低くして、鴨に見られないように。といっても、派手な帽子とベストをつけているので、鴨にはすぐバレてしまうのですが…。

ここの時点では、近づく前に飛ばれなければ良し。
時々小さい声で鳴く声を頼りに、藪や木々の隙間から見える鴨を撃つことにしました。

私が右に行けば、奥に泳ぐし、左に行けば左に泳いでいる様子。やっぱりオレンジ色の服がちらちら鴨には見えている様子。

そんなことを30分ほど続けたとき、ついにチャンスが巡ってきました。
こちらからは遠い川岸の方を群れが泳ぎ出したのです。
撃てる藪や木の隙間を探しながら、群れをそっーと追います。

そのとき最後の二羽がちょうど70㎝ほどの藪の三角の隙間からチラリ。距離は30mほど。
「ドン!」

一発撃った途端、10羽ほどの群れが一斉に飛び立ちました。
でも、そのときに見えたのは水辺でぐるぐる回る1羽。

水平撃ちや斜め上に撃つのは危ないし、初回は1羽で十分。鴨の猟期終了前に撃てて良かった。これで北京ダック用の一羽は確保できました。
あとは鍋用を獲るだけです:)。

【追記】
鴨猟の最終日に、もう一羽カルガモが撃てました。今年は最後の週に本格的に鴨猟をしたので、来期は初めからやるつもりです。