探検部の基地工事、3月分(7)

漆喰の下地として、天井下の土壁に中塗りを二度します。中塗りの材料は、練りばい(漆喰に藁すさとのり、水を加えてねったもの)に砂を混ぜたもの。

練りばい(漆喰に藁すさ、のり、水を加えて練ったもの)
練りばい(漆喰に藁すさ、のり、水を加えて練ったもの)

これが乾いたら、漆喰を薄く塗ります。そうすると天井下の壁が完成です。

階段の角の板張り
こんな角をやるのも面白い。

工事もおおかた終わり。あとは細部を残すのみとなりました。

それから掃除。板の下は土壁なので、下地を打ちつけたり、板を張ったりする度に、細かい泥が落ちたり土煙が起こったりします。つまり、部屋中乾いた泥の粒でいっぱいなんです。
だから、泥のほこりを払ったり拭いたり、荷物を運びこみつつ、養生した床やガラス戸のカバーを外しつつの掃除にも時間が掛かります。工事が終わってから引っ越しまで、もう少し時間がかかりそうです…。

階段下の板張り後
階段下の板張り後。右側から
階段下の板張り前
階段下の板張り前。下地です。
壁板張り
長さを計って、板を切って、削って、張っての繰り返し。
ロフトの下も板張り
ロフトの下の両側も杉板ではり、正面は。
二階の廊下になる天井にも、断熱材(兼、緩衝材)をいれて、天井板を張ります。

探検部の基地工事、3月分(6)

苦労したキッチンの換気扇取り付け
苦労した換気扇の取り付け

素人が難しいのが、換気扇の取り付けです。キッチンの壁に開けてもらった穴に合わせて、ダクトやL字金具・排気口につける金具をどう組み合わせればいいのか?
注文した換気扇の箱の中には、詳しい説明書や完成図がないんです。
大工さんと電気屋さんのアドバイスで、試行錯誤しながらもなんとか取り付けることができました。

左官屋さんが塗ってくれた漆喰
お見事!

次は居間です。砂壁に下地(アクノンE)を塗ったあと、なんと左官屋さんがわざわざきてくださって、漆喰の塗り方の見本を見せてくださいました!
早い、きれい。さすがプロ中のプロ。
さて、残りはどうなることやら。

ブレーカーの中にドバチの巣が..

コードを傷つけないように、ごりごりと削り出します。

電気屋さんに「ボックスの中のハチの巣取っといて!」と言われて行ってみると…。なんとドバチが巣を作ってました。

左官さんの他にも、家の改修の強力な助っ人が来てくれました
助っ人が来てくれました。

探検部の基地、改修工事(5カ月目)

天井南側
天井南側

天井の板張りで、技術的に一番難しい部分。
南側の梁の周りに板を張り終えました。

まず、三カ所で梁の周りの断熱材を垂木のサイズに合わせてくり抜き、梁のすぐ横に新たに垂木を打ち付けます。それから、梁を挟んだ両側に同じ高さで平行に板を張るんです。

両側を同じ高さで平行に保ちつつ、さらに梁の上で、一枚の板を平行に通して打ち付けます。
天井や梁の歪みも、垂木の凸凹もあるのですが、梁を挟んだ両側を二本の水糸だけを使って平行を出していくのが難しい!

板は一枚2mなので、真ん中で仮止めして、何度も梯子に掛けた道板を右へ行ったり、左へいったり。
仮止めした釘を抜いて、板の上下の位置を直し…。
次の段、その次の段の天井板に歪みやずれが無いか。上に上に板を仮止めして増やしていきながら、ずれが出れば、下の段に戻って、一つ一つ直していきます。

とにかく、地道に、正確にやっていくだけ。

でもここまで来たら、あとは北側も南側もどんどん上へ向かって張っていけばいい。
二つの梯子の間に張った道板から落ちそうになり、落ちる前に自ら飛び降りたり、なんてこともたまにありながら、板張りも板についてきました。天井も、天井らしくなってきました:)。

自然のままの木の形を活かした梁なので、凹凸あり。梁の上下・左右で太さが違う。
そのため梁の前後では、天井板に加工が必要ですが、これまでの道のりに比べれば、簡単です。

あとは、3mを超える高所から落ちないようにだけ、気をつけないと。
技術や体力よりも、一人作業では、これが一番心配です…。

天井北側
天井北側

薪ストーブの場所
薪ストーブの場所に砂利を投入開始です。

探検部の基地、改修工事(4カ月目もそろそろ終わり!)

たしか6月末から始まった工事…。
気が付けば、10月もあと一週間で終わりです。
今年中に、工事が終わるかどうか怪しくなってきました。

天井の板張り開始!
天井の板張り開始!

さて、今日は北側の天井裏に板を、下から上に張っていきます。

二間(約2000×180×10mm)の板二枚を張るのに、3時間半も掛かりました…。

まず、一番下の段から。二枚を水平に張ります。
これが基準になるため、横糸を貼り水平を確認します。
逆に、これが正しく張れれば、その上に重ねていく四~五枚は、左右・上下の歪みをあまり気にせずに、天井に打ち付けて行けるのです。

一人作業のため、釘で仮止めしてから、横の位置や水平を確認します。屋根の傾斜が天井の傾斜になっているため、仮止めなしでは、板を抑えるのが大変です。

また、その上の列に張る板が水平に隙間なく重ねられるか?
継ぎ目に隙間が無いように垂直になっているか?
などを、仮止めしてから、事前に確認していきます。

上の列が、きちんと重なるようなら、初めて下の列をしっかり釘で、垂木に打ち付けていきます。

初日は三段目まで
初日は下から、三列目まで終了。

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一番下の列に時間が掛かった理由は、以下の通り。

上の段の水平も確認して、下の段を垂木に打ち付けようとしたときに、左右二枚の板の継ぎ目の垂木が、板の端から右に6㎝ずれていることに気が付きます。このまま打ち付けると、二枚の板の両端は、釘で止められないまま…。

ん~。これでは、やはり具合が悪いので、また仮止めした両方の板を外し、断熱材を縦に960×100×10mm削り、継ぎ目がくる垂木の間に、同じ幅(960×100×10mm)の板を縦に(垂木に沿って、梁と梁の間に)入れ、釘で止めて、また初めからやり直しです。
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なんとか、やり直しも終わり、今日は三列目まで終了しました。

システィナ礼拝堂の天井がを描いている間、ミケランジェロは町を歩いているときも上を向いたままだったそう。
さすがに四年間も掛かりませんが、きっとこんな風に首もがちがちになっていたんだろうなと、天才の痛みに思いをはせた一日でした:)。

探検部の改修工事(2か月目~)

いつも午前中だけの工事のため、少しずつ進んでいます。
天井に断熱材を張り出したところで、電気工事の方に電話をいれました。
電気の線をうまく隠すには、天井と垂木の間に電気の線をいれるはず。

「そうそう。電気工事するときに、断熱材は外さないといけなくなるから」
ということで、ここで天井の作業はストップ。

忙しい電気屋さんは、しばらく来れないということなので、台風21号が過ぎてからまた来てもらうことになりました。

その間は、一階床の間の押入の床と2階の板の間を修理します。

天井の断熱材
天井の断熱材はりはこれから

床の間の押入
シロアリにやられていた床の間の押入

床の間の押入を修理
クレオソートを塗って、塚や根太を打ち付けます。

二階の板の間
二階の板の間は、根太を入れて、床として強くします。