探検部の基地、改修工事(4カ月目もそろそろ終わり)

田圃の草刈りと共に、探検部基地の改修工事もすこしずつ進んでいます。
天井の板張り二日目、八段ある内の一段目が終了しました。

北側の一段目終了!
天井、北側の一段目終了!

芯ありの木材を使った梁のため、その太さや形が一本の梁でことなります。
そのため、その前後にはる天井板も、その形や幅に合わせて加工が必要です。

 

 

天井板の加工
天井板の加工

一枚の板の長さは2m。幅は、3種類(18cm、15㎝、13cm)。梁と梁の間(一段)はおよそ1mです。この3種類の板を使い、1mの幅を埋めていきます。

木材が一番無駄にならないように。
かつ、加工の手間が少ないように。
そして、美しくできるように。

鋸と鑿(ノミ)と鉋(カンナ)を使い、一枚一枚加工して、梁の前後も隙間ができないようにします。厚さ10mmの杉板は、加工しやすい一方、ちょっと無理をすると割れるので、加工が雑にならないように気を付けています。

治具も必要に応じて作り、どの板の張り方も同じになるように。次の漆喰の下地はりの作業もしやすいように、気を使います。

新しい鋸と腰袋も購入しました。
良い道具と高所でも作業しやすいように。
やっぱり、道具も大事ですね。

全ての箇所の様子が違うため、一つ一つ考えながら…。
疲れた:)。

探検部の基地、改修工事(4カ月目もそろそろ終わり!)

たしか6月末から始まった工事…。
気が付けば、10月もあと一週間で終わりです。
今年中に、工事が終わるかどうか怪しくなってきました。

天井の板張り開始!
天井の板張り開始!

さて、今日は北側の天井裏に板を、下から上に張っていきます。

二間(約2000×180×10mm)の板二枚を張るのに、3時間半も掛かりました…。

まず、一番下の段から。二枚を水平に張ります。
これが基準になるため、横糸を貼り水平を確認します。
逆に、これが正しく張れれば、その上に重ねていく四~五枚は、左右・上下の歪みをあまり気にせずに、天井に打ち付けて行けるのです。

一人作業のため、釘で仮止めしてから、横の位置や水平を確認します。屋根の傾斜が天井の傾斜になっているため、仮止めなしでは、板を抑えるのが大変です。

また、その上の列に張る板が水平に隙間なく重ねられるか?
継ぎ目に隙間が無いように垂直になっているか?
などを、仮止めしてから、事前に確認していきます。

上の列が、きちんと重なるようなら、初めて下の列をしっかり釘で、垂木に打ち付けていきます。

初日は三段目まで
初日は下から、三列目まで終了。

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一番下の列に時間が掛かった理由は、以下の通り。

上の段の水平も確認して、下の段を垂木に打ち付けようとしたときに、左右二枚の板の継ぎ目の垂木が、板の端から右に6㎝ずれていることに気が付きます。このまま打ち付けると、二枚の板の両端は、釘で止められないまま…。

ん~。これでは、やはり具合が悪いので、また仮止めした両方の板を外し、断熱材を縦に960×100×10mm削り、継ぎ目がくる垂木の間に、同じ幅(960×100×10mm)の板を縦に(垂木に沿って、梁と梁の間に)入れ、釘で止めて、また初めからやり直しです。
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なんとか、やり直しも終わり、今日は三列目まで終了しました。

システィナ礼拝堂の天井がを描いている間、ミケランジェロは町を歩いているときも上を向いたままだったそう。
さすがに四年間も掛かりませんが、きっとこんな風に首もがちがちになっていたんだろうなと、天才の痛みに思いをはせた一日でした:)。