犬小屋ログハウス作りに挑戦!~DIYでミニ・ログハウス(6)~三段目からは、スカートなしに。

イヌとネコと一緒に、ログハウスの基礎づくりための石運び。
犬たちを引き連れて、石運び

今年は5月、6月と長雨です。少しの晴れ間に、ログハウスの基礎づくりのための石運びです。犬たちをひきつれて、ネコに手伝ってもらって、十二往復。
あとは、十個くらい大石を揃えれば、北側と西側の石垣も作れそうです。

一つ20~30㎏の石を運んできて、転がし、積み上げる。横にならべたり、斜めにしながら積んだり、ばらばらに積んだり、いろいろ積み方はあるのですが、今回はたった二段なので、平積と乱積を合わせたようなやり方です。

石の正面を「ツラ」、横側を「控え」というのですが、自然石(野石)を使うので、ちょうどいい高さに揃えるのが、たった二段とはいえ、いや逆に、二段だけなので、素人には難しい…。

一つの石を三点で支え、ズレないように。上や後ろから、大きな力が掛かっても、前に滑り出したり動いたりしないように、ツラを少し上向きにして配置していきます。同時に、一列、横のツラを合わせながら、四辺の高さも揃えなくてはなりません。

三本目から、丸くノッチを削ります。
三本目から、丸くノッチを削ります。

そして、石垣の角には、特にツラと体格の良い石を選びます。角がしっかりしていないと、崩れやすいし、二辺がツラになるため、凸凹していると、横のツラが揃わなくなります。

かといって、一列全部、横も高さもキレイに揃えようとすると、重い石を縦にしたり横にしたり、入れ替えたりの繰り返し。いつまでたっても進まない。まるでえ修行のようです:)。

さて、ログハウス本体の方はというと、作業場も丸太置き場が庭先なので、雨に降られれると、丸太も乾かず作業ができません。

二日晴れが続いて、丸太が乾くと、やっと作業に入ることができます。最近は、スクライバですす~っと線を引けるようになってきたし、三段目の丸太からノッチのみで、スカートなしにしたので、丸太一本あたりの作業時間も短くなりました。

この梅雨時期は、蒸し暑さもつづくので、ケガしないように、焦らず、ゆっくり、やっていきます。

ミニログハウス用の丸太のノッチ。三段目からはスカートなしに。
ノッチの様子。三段目の丸太から、スカートなしにしました。
イヌとネコと一緒に。
イヌとネコと一緒に。
ログハウスの基礎。野石を詰め込んで、周りは石垣に。
中には野石を詰め込んで、周りは石垣に。
晴れが続いてくれれば、一気に進むのですが...
晴れが続いてくれれば、一気に進むのですが…
ログハウス用の丸太加工。スカートがない分、時間短縮になりました。
スクライバも使い慣れてきました。
スクライバも使い慣れてきました。
ログハウス用の丸太ノッチ加工の様子
ノッチ加工の様子

犬小屋ログハウス作りに挑戦!~DIYでミニ・ログハウス(4) やっと1本目がのりました。

仮基礎に、一本目の丸太がのりました。
はじめの一歩です。

仮基礎に、一本目がのりました!
今回のログハウスの一段目には、D型をした半分の丸太(2本)も使います。そのためには、丸太を縦に水平に切らなくてはなりません。
でも、これがなかなか難しい。

丸太加工用に馬を3つ作って、まずDログの練習です。まずは、丸太を半分にするために、ぐるっと一周墨をつけてから、端からチェーンソーで切っていきます。
この方法は、奥が墨線より上に行って、手前は墨より下がりがちに。

次に試したのは、墨線に合わせて、まずぐるっと一周チェーンソーで切り込みを入れてから、手前や奥の墨線を見ながら、切っていく方法。こちらも、いまいち。

その次は、墨線に合わせて切り込みを入れるまでは同じ。今度は、少しずつぐるっと一周切っていく方法。これは、切りやすくて、墨線からのズレも少ない。

さらにその次は、ぐるっと切り進めてから、丸太の上下を逆にして、またぐるっと切り進める方法です。ぐるっと少しずつ切り進める方法が、一番切った面のねじれも少なくて、ほぼ半分に切れました。多少のチェーンソーの刃がガタついた跡は、これまたチェーンソーで最後に均せばいいので、ログハウスに使うには問題ありません。

慣れるまでは、試行錯誤をしながら。
民間のロケット開発と同じで、やってみて駄目ならやり直す方式で行きます。

丸太を加工するには、頑丈な馬が不可欠です(脚の間は800mm、丸太の底がのる高さは750mm)
丸太を加工するには、頑丈な馬が不可欠(丸太の直径100mm、脚の間は800mm、丸太の底がのる高さは750mm、120mmのビスで、接合部1つあたり3~4本使用)
目割れした材や、短い丸太を使って、Dログづくりの練習です。
目割れした材や、短い丸太を使って、Dログづくりの練習です。
最初に墨線に合わせて、ぐるっと一周浅く切れ込みを入れてから、少しずつ丸太を切ると上手くD型の半分になりました。
最初に墨線に合わせて、ぐるっと一周浅く切れ込みを入れてから、少しずつ切ると上手くいきました。
チェーンソーの切れ跡があっても、多少ねじれがあっても、最後にチェーンソーで均せばきれいになります。
チェーンソーの切れ跡があっても、多少ねじれがあっても、最後にチェーンソーでならせば、きれいなDログになります。

犬小屋ログハウス作りに挑戦!~DIYでミニ・ログハウス(3) 設計図~仮基礎づくり

透明なホースに水を入れて、仮の基礎にする4つの丸太台の高さを同じにします。
透明なホースに水を入れて、仮の基礎にする4つの丸太台の高さを同じにします。

丸太の墨付けに不可欠なスクライバー墨つぼ、丸太を板に加工する金属のガイド(*1)も届いて、段々とログハウスづくりの準備も整ってきました。

【ログハウス作りの準備】
丸太の皮むき:皮がついていると虫がつくので、皮むきが必要です。丸太の直径が20㎝を超えると丸太にまたがって両手で皮を剥ける皮むき器があると早くできます。

設計図づくり:全く設計などしたことが無くても、ノートとペンがあれば大丈夫。
ログハウスの形・大きさ、使用する丸太の本数(丸太の直径とログハウスの高さと長さから算出)、各部分の丸太の継ぎ方などを書き出していきます。分からないところは、一つ一つ調べて書き込んで行けば大丈夫です。

丸太:今回はミニログハウスなので、(小屋部分の丸太は、長さ2600mm×20本、2400mm×20本、丸太の平均直径は150mm、屋根や床材・デッキ用の丸太は、1000mm×15本、2000mm×16本)デッキ部分(2m)込みの縦の一番長い丸太や棟木の丸太は4mです。ちなみに、一人で運ぶには、4mの長さが限界でした。

仮基礎づくり透明のホース(3m)に水を入れて、同じ高さに墨付け。基礎の丸太台4つを同じ高さにし、水準器も使って水平に加工します。小屋を建てたり、DIYをたくさんやる方には、レーザー墨だし器が楽ちんです。

馬作りづくり:丸太を加工したり、墨をつけるときの台を作ります。長さ910mm×直径100mmの丸太で、3つの馬を作ります。丸太を載せる部分の高さは650mm、脚の幅も650mmにしました。

部品作り:雨の日には作業が進みません。こんな時には、上下二つに分かれた入り口(下:犬用、上:人用)の木製ドアの蝶番を作ったり、継ぎ方を考えたり、調べたり、細部の勉強です。

(*1)この金属のガイドは、3分も持たずにチェーンソーを留めるボルトが緩んで駄目でした。こっちのタイプポータブル 移動製材機)の方が、板を沢山必要な方にはお奨めかもしれません。

丸太加工に不可欠なダブルスクラバーと墨つぼ
丸太加工に不可欠なダブルスクラバーと墨つぼ
ダブルスクラバーで丸太に墨付け
ダブルスクラバーで丸太に墨付け。水平を見ながら。
チェーンソーで丸太を板に加工するためのガイド。でもこれはボルトがすぐ緩んで使えない。
チェーンソーの振動で、すぐに緩んで外れるボルト。1~2分ごとにボルトを締め直さないと、ガイドがガタついて切れません。
ログハウスの設計図。全体図を書いたり、丸太の本数を計算したり、継ぎ手を考えたり。
ログハウスの設計図。全体図を書いたり、丸太の本数を計算したり、継ぎ手を考えたり。
丸太を加工した後に、丸太を組むための仮の基礎。
高さを合わせ、水平にした仮の基礎。ちょうど丸太が重なる部分(2000mm×1800mmの幅)で置いてあります。
子供達も丸太の皮むきを手伝ってくれました。
子供達も丸太の皮むきを手伝ってくれました。
初めてダブルスクラバーを使って加工した丸太。馬づくりで練習です。
初めてダブルスクラバーを使って加工した丸太。まずは馬づくりで、道具の使い方を練習です。
人と犬の入り口のドア用蝶番です。木で作りたいので、段ボールを使って大きさの型を取ります。
人と犬の入り口のドア用蝶番です。木で作りたいので、段ボールを使って大きさの型を取ります。
木製ドアの蝶番。その芯棒づくり。
木製ドアの蝶番。その芯棒づくり。

犬小屋ログハウス作りに挑戦!~DIYでミニログハウス(1) 材料集め~基礎づくり

DIYでログハウス作り。まずは基礎の石集めです
軽トラで軽く4杯分。あと2~3回で基礎は作れそう。

ログハウスづくりの練習をしようと思っても、いきなり大きいのは時間も手間もコストも掛かりすぎるし、重機もない。そこで、愛犬たちのおうちで試してみます。犬ためのログハウスづくりです。

設計は絵で。難しそうなところを書きだして、考え、調べてまた書き出していきます。

全体の流れは、基礎となる石集め、そして丸太集め。皮むき、加工、組み立てといったところ。長持ちするように塗装もしたいのですが、犬たちが嫌がらないようなもので(植物油か、表面を焼くかな)と考えています。扉もいらないし、建具もいらないので、楽ちん。窓は、夏用に開閉式を一つ作ろうかな…。

まずは、二日間で軽トラで軽く4杯分の石集め(小・中・やや大の石)。家の前のログハウスの設置場所へ置いていきます。丸太(直径10㎝~20㎝程度)は集めてから皮むきへ。間伐材を使うため、一定の大きさに揃えるのが難しいので、どうなるか?
というより、どうやるか、ですね。楽しみです。

形は、正方形か長方形、丸太組で。中には大人一人が寝られるスペース(寝台)も作れれば。屋根には、防水シートやゴムのシートを張って、草をのせたいなぁ。(そうしたら破風もいらないだろうか?)

分からないことばかりですが、とりあえず始めてみました:)。

絵で書いたログハウスの設計図。丸太のサイズなどの細かい部分は現場と丸太の長さで様子を見ながら決める予定です。
一応これが設計図。各
材料のサイズは現場と丸太の長さで様子を見ながら決める予定です。
こつこつ軽トラに載せて。
太さがバラバラの丸太。
太さがバラバラの丸太